ばばばあちゃんの絵本ってどれだけあるの?
お話だけで11冊!ぜんぶ合わせると今のところ19冊あります
子ども達に絶大な人気を誇る、さとうわきこさんの「ばばばあちゃんシリーズ」。
1987年の「いそがしいよる」から2022年の「のいちごつみ」まで、今のところ19冊あります。
全部一気に紹介していきますね!
ばばばあちゃんのおはなしシリーズ作品一覧
1.いそがしいよる
星がきれいな夜、ばばばあちゃんは家の中にいるのがもったいなくて、ゆりいすを外に持ちだしてお星様をみていました。やがて遠くの森からお月さんも出てくるのを見ると、いっそのこと外で寝てしまおうと考えました。そこでベッドと毛布と枕を、それからお茶の道具も、そしてテーブルやレンジ、しまいには家のものを全部持ちだしてしまいます。ばばばあちゃんの絵本の第1作です。
福音館書店「いそがしいよる」
1987年初版のシリーズ第1作目がこの作品です。
ばばばあちゃんの凝りだしたら止まらない性格がユニークに描かれていますね。
一文が長くなるごとに、読み聞かせているこちらまで笑っちゃいそうになります。
我が家の子どもたちも大好きでリピートしまくった1冊!
初めて読むならこちらからがオススメです。
ぼくはこれがいちばん好き!おもしろい!
2.すいかのたね
ばばばあちゃんが、すいかのたねを庭にまきました。それを見たねこが掘り出してしまいますが、ただの種だったので「つまらない」と庭にうめもどしてしまいます。いぬ、うさぎ、きつね、ばばばあちゃんがみんなが同じことをしたので、とうとうすいかのたねは「いいかげんにしろ」と怒り出します。そんなたねを「大きくおなり」と、ばばばあちゃんが叱りつけたものだから、さあ大変。悔しくがって勢いよく育ったすいかが、ぐんぐんつるを伸ばし始めたのです!
福音館書店「すいかのたね」
こちらも刊行は「いそがしいよる」と同じ日になっています。
わたしはこの作品がいちばん好きです。
なんたって、すいかのたねのキャラがとても良い。
すいかのたねが話し出す設定も面白いし、ものともせず叱りつけるばばばあちゃんも面白いです。
読んだ後はすいかのたねをまきたくなっちゃう!
3.あめふり
毎日雨が降り続くのに怒ったばばばあちゃんは、暖炉やストーブに薪を沢山くべて、こしょうやとうがらしを入りのからいからい煙を作ります。空では、かみなりたちがたまらず「ハックショーン」。あんまり大きなくしゃみをしたので、雲がちぎれて、かみなりも雲も地上の泥水に落ちてしまいました。空はすっかり青空に。ばばばあちゃんは大喜びですが、かみなりたちはしばらくばばばあちゃんのうちに泊まって、雲の洗濯に大忙しです。
福音館書店「あめふり」
「いそがしいよる」「すいかのたね」と同時に刊行された作品。
雨が降り続くと気分が落ち込んじゃうなんてことはありますが、そこでまさか嫌がらせの煙を雲の上に届けるばばばあちゃん!
たくましいというか豪快というか、とにかくスゴイ。
そこから起こる展開も予想できない方向にどんどん進んでいき、目が離せません!
雲を洗濯するなんて発想もスゴイ!
わたしのお気に入りはコレ!
あの煙、一回作ってみたいの!
4.たいへんなひるね
4月だというのに雪が降っています。外に出てハンモックで昼寝をしようと思っていたばばばあちゃんは、雪雲を追い払う計画をたて、森の動物たちを呼び出しました。みんなに袋を配り、中に「もう春だよー」という大声を詰め込んでもらうと、大声でいっぱいの袋を花火にして、雷さんに空に打ち上げてもらいました。空に大声が広がると、あたたかい風が吹いてきて……。
福音館書店「たいへんなひるね」
4作目はこの「たいへんなひるね」。
豪快すぎるばばばあちゃん、今度は雪どころか冬を追い払っちゃいます。
春が来てほしい気持ちはわかるけど、そこまでするかー!と笑っちゃいますね。
動物たちの反応も楽しい作品です。
5.どろんこおそうじ
ちらかしやの子イヌと子ネコは、ばばばあちゃんに掃除をするようにいわれましたが、ほうきとぞうきんで野球を始めてしまいます。すると、ぞうきんの球が森にとんでいって、ウサギやキツネにあたり、森の動物たちと泥だらけのケンカになってしまいます。それを見たばばばあちゃん、怒るどころか、いっしょに泥んこ遊びをしようとはりきって……。
福音館書店「どろんこおそうじ」
「たいへんなひるね」と同日に刊行された作品です。
ばばばあちゃん、なかなか芽が出ないすいかのたねや降りやまない雪雲には怒るのに、掃除をしない子どもたちには怒らないんですねw
やらなきゃいけないことを放り出しちゃって遊びだす子どもの姿はやんちゃでカワイイ。
そして誰よりも張り切るばばばあちゃんを反面教師にするオチも楽しいです。
6.そりあそび
雪が降る寒い日、ばばばあちゃんがストーブにあたって編み物をしていると、動物たちが寒い寒いといって、部屋に入ってきました。ばばばあちゃんはみんなであったまろうと、ベッドの上でトランポリンを始めますが、ベッドの脚が折れてしまいます。そこでこんどはベッドの脚を切ってスキーをつけ、そり遊び。ばばばあちゃんは真冬も元気に遊んで、その後はとっておきの場所でお昼寝……。
福音館書店「そりあそび」
6作目がこちらの「そりあそび」です。
ベッドの上で飛び跳ねるの、子ども達あるあるですよね。
それを率先してやっちゃうばばばあちゃんが子どもたちは大好きです。
結局ベッドの脚が折れちゃうんですが、それでもそこから楽しくお話が展開していく。
親がダメって言うことにはちゃんと理由があることを、楽しいお話の中で理解するかもしれませんね。
個人的にはとにかく楽しいお話なので、それを楽しむだけでOKです!
7.やまのぼり
春、天気もいいし山登りにいこうと、ばばばあちゃんは考えました。お弁当と水筒とお菓子をもって、リュックを背負っていこうとしたら、森の動物たちが、おもちゃやボールやラッパ、お鍋にお皿、バケツ、毛布、テント……と、大荷物をもって集まってきました。こんなにたくさん山までもっていけません。考えたあげく、ばばばあちゃんは、家の屋根を山にしてしまおうと……。
福音館書店「やまのぼり」
7作目は「やまのぼり」。
でもやっぱりみんなが想像する山登りにはなりません。
予想もできないことを思いついて、それをすかさず実行してしまうばばばあちゃん。
子どもだけでなく大人のわたし達もやってみたい!と憧れるような展開です。
オチもやっぱり面白くて笑っちゃいます!
8.あひるのたまご
ある日、ばばばあちゃんがお腹をかかえて帰っきたのを見て、子イヌと子ネコは病気と思いこみ、森の動物たちに知らせにいきました。動物たちはそれぞれお見舞いをもって駆けつけます。するとそこにアヒルもあわててやってきてました。ばばばあちゃんは、野原でほったらかしになっていたアヒルの卵をあたためていたのです。やがて卵からヒヨコが生まれ、みんなで誕生パーティーをすることに……。
福音館書店「あひるのたまご」
シリーズ8作目がこの「あひるのたまご」。
いつも元気なばばばあちゃんがお腹をかかえているのを見て心配する動物たちがカワイイ!
結局はアヒルの卵をあたためていただけで、みんなでお祝いするほっこりするお話かと思いきや。
最後はやっぱりばばばあちゃんらしいオチでおしまい。
9.ことりのうち
春。ばばばあちゃんは、外で小鳥の声を聞きながら昼寝がしたくなったので、「ことりのうち」をたくさん作って小鳥が来るのをまっていました。そこへ突然、バタバタと大きな鳥がやってきて、ギャーギャー鳴きさけびはじめました。これでは昼寝もできません。「どうしてそんなに騒ぐんだい?」と聞くと、なんとその鳥はまだ子どもで、お母さんを呼んでいたのです。それを聞いたばばばあちゃん、「そうだ! 」と名案を思いつきます。
福音館書店「ことりのうち」
シリーズ9作目は「ことりのおうち」。
タイトルに完全に騙されちゃいますが、ことりが主役ではありませんw
出てくるのは大きくて変な鳥、これだけでも子どもには大うけ。
おせっかいだけど優しいばばばあちゃんの思いつきに、またまた楽しくなっちゃいます!
10.うみのおまつり どどんとせ
今回、ばばばあちゃんと仲間たちは海岸で眠り込んでしまったクジラを起こしに出かけます。作者のさとうわきこさんは「海でお祭りをする絵本」というアイデアを、長年あたためてきました。水族館へ通い、観察をつづけ、ついにこの、たくさんの海の生き物が歌い踊る、にぎやかで楽しい絵本ができあがりました!
福音館書店「うみのおまつり どどんとせ」
シリーズ10作目は「うみのおまつり どどんとせ」。
これは賑やかで楽しい海のお祭りの話ですが、どどんとせという掛け声がとても楽しい!
一緒にお祭りに参加したくなっちゃう!!
海の生き物たちが賑やかに舞い踊る、夏にぴったりの絵本です。
11.のいちごつみ
おいしいジャムを作ろうと、ばばばあちゃんは野いちご摘みに出かけます。かごいっぱいに摘んで帰る道々、「ちょっと一粒」とつまみはじめたら、あれあれ、いちごはどんどんなくなって……。でも心配はご無用。明くる日、子いぬや子ねこや森の動物たちも一緒に、にぎやかに野いちご摘みにいって、もっといっぱい摘みましたよ。
福音館書店「のいちごつみ」
ばばばあちゃんの最新刊は「のいちごつみ」。
表紙でも分かるように、こちらは春にぴったりの絵本です。
この作品には数え歌が出てくるんですが、その展開も楽しいですよ!
ばばばあちゃんの大らかさにほっこりしますね。
ばばばあちゃんのおりょうり絵本
ばばばあちゃんはおはなしの本以外にもいくつか種類があります。
まずはそのうちの「おりょうり絵本」シリーズから!
12.よもぎだんご
春に咲く野草、よもぎ、なずな、つくし、せりなどが、どんな場所に生息しているのか、どうやって見つけるのか、ばばばあちゃんが教えてくれます。そうしてとってきた野草は、茹でたり水にさらして下処理が大切です。よもぎも下茹でを忘れずにして、細かく切ってすりつぶし、白玉粉などと混ぜてよもぎだんごを作ります。たくさん作ったよもぎだんごにきな粉やあんこをつけて、さぁいただきます!
福音館書店「よもぎだんご」
よもぎ、親世代ならばまだ身近な草でしょうか?
でもこれがよもぎだよ、と自信をもって教えられないなあ…
そんなわたしでも、この絵本を読んだ後は野原に出かけたくなっちゃいます!
子どもだけでなく大人まで「やりたい!」と思える気持ちを引き出してくれる作品です。
何よりおいしそうなんですよね~
13.ばばばあちゃんのアイス・パーティー
こちらは夏にやりたくなる、アイス・パーティー!
何でも凍らせてみる、そのアイディアが本当に楽しい。
はちみつ入りの紅茶を凍らせるなんて、大人も惹かれちゃいますよね。
とっても簡単にできるから、子どもと一緒にやってみるハードルが低くてありがたい。
まさにパーティー!カラフルな絵も可愛いです。
わたしのお気に入りはコレ!
お花を入れて凍らせるのはホントにやってみたよ。
14.ばばばあちゃんのおもちつき
子どもたちにせがまれて、ばばばあちゃんのおもちつきが始まりました。ウスやキネがなくても大丈夫! “ばばばあちゃん流”はどこの台所にもあるボウルとスリコギがあればいいのです。さあ、これで、元気にぺったんぺったんおもちつきしましょ。おそなえ用の鏡もちができたら、いろんなお菓子をトッピングしたり中に入れたりして、変わりもちやびっくりもちに挑戦。子どもたちの歓声が聞こえてくる絵本です。
福音館書店「ばばばあちゃんの おもちつき」
こちらは冬のお料理絵本ですね!
定番のおもちだって、ばばばあちゃんの手にかかれば新鮮なものになります。
子ども達の大好きなお菓子を混ぜちゃうなんて発想どこから来るの!?
でもやってみたくなっちゃいますよね!
普段どれだけ頭がかたーくなっちゃっているか思い知らされます。
15.ばばばあちゃんのやきいもたいかい
秋も深まったある日、子どもたちと落ち葉を集め、たき火をはじめたばばばあちゃんのお目当てはもちろん、やきいもです。でも、子どもたちに誘われて、サツマイモだけじゃあなく、ジャガイモやらサトイモやら、たき火のなかにいれはじめました。それどころか、ミカンや、カキや、お菓子までも……。さあ、どんなやきいもパーティになりますか。これで、このシリーズ、春夏秋冬の4シーズンがそろいました。
福音館書店「ばばばあちゃんの やきいもたいかい」
秋のお料理は、やっぱり焼きいもですね!
だけどばばばあちゃんが焼くのはジャガイモだけじゃない。
ええー??と思うのに、真似したくなっちゃう不思議。
焚火をするときはこの本とパーティーの準備を忘れずに!
16.ばばばあちゃんの なぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき
おもしろいことが大好きで、いつも元気なばばばあちゃん。料理だってなぞなぞをしながらやるのです。さてばばばあちゃんのびっくり料理、今回はむしぱんづくりに挑戦です。ばばばあちゃんがつくる「むしぱん」には、ダンゴムシがはいっているんです。本当に食べられるの?それが食べられるんです。あっと驚くばばばあちゃん特製むしぱん。さあ、みんなでいっしょにむしぱんをつくろう。ばばばあちゃんの楽しい料理絵本です。
福音館書店「ばばばあちゃんの なぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき」
なぞなぞりょうりえほん、というだけあって、なぞなぞも楽しい!
ですが、そんなものまで入れちゃうの!?という蒸しパンの数々にびっくり。
果物をそのまま入れちゃうなんて大丈夫なの?
大人でも作ってみたくなる、ばばばあちゃんならではの楽しい料理絵本です。
17.ばばばあちゃんのなんでもおこのみやき
おなじみのばばばあちゃんが登場する料理絵本。冬の寒い日、おなかのすいたばばばあちゃんが作ったのは、アツアツのおこのみやき。匂いにつられてやってきた子どもたちが作るのは、小麦粉を溶いてホットプレートで焼き上げるのは同じですが、できあがりはそれぞれちがった、いろいろなバリエーションのおこのみやき。どれもおいしそうなものばかりです。さてあなたのお好みはどれですか?
福音館書店「ばばばあちゃんの なんでも おこのみやき」
こちらもお腹が空いちゃうお料理絵本!
子どもたちが大好きなお好み焼きの絵本です。
お好み焼きといっても、作り方も具材も様々ですよね。
我が家の作り方はぜーんぶ混ぜちゃうやつですが、他のも作りたくなっちゃう。
おいしそうなソースの匂いが漂ってくるような、楽しく作りたくなる作品。
その他のばばばあちゃんの作品
大人気シリーズなので、グッズや関連書籍もいろいろあります。
18.ばばばあちゃんのマフラー
冬のある日、ばばばあちゃんは、風邪をひいたお月さんに自分のステキなマフラーをあげる約束をします。ところが、次々にいろんな出来事が起こり、とうとうそのステキなマフラーはボロボロになってしまいました。ばばばあちゃんの約束は、どうなってしまったのでしょうか? 月刊絵本「こどものとも」500号記念企画大判絵本、ばばばあちゃんと動物たちによって繰り広げられる愉快な心温まるお話です。
福音館書店「ばばばあちゃんのマフラー」
ばばばあちゃんのマフラー、大活躍すぎて笑えます。
自分の子どもがこんなふうにマフラー使ってたら怒っちゃいますけどw
でも、子どもはこんな豪快なばばばあちゃんが好きなんですよね。
最後はほっこりです。
19.ばばばあちゃんの クリスマスかざり
おなじみのばばばあちゃんが今回子どもたちと作るのは、クリスマスかざり。折り紙、段ボール、ガラスびん、発泡スチロールなど、いろいろなものを再利用して作っていきます。雪玉をたくさん作って高く積んだり、かき集めた雪を山にして穴を掘ったり、家の外にも素敵なかざりつけができてゆきます。なにができるかはお楽しみ。さあ、完成したものを並べたらパーティーの始まりです。ばばばあちゃんの楽しい工作絵本。
福音館書店「ばばばあちゃんの クリスマスかざり」
こちらはばばばあちゃんの工作絵本!
実際にやってみたくなる手軽さと可愛さがうれしい。
手元に折り紙は必須です!用意してから読んでくださいね。
ゆきだるまのツリー、絶対きれいだと思うので一度はやってみたい!
ばばばあちゃんのくいしんぼうカルタ
ばばばあちゃんがかるたになりました。「あかるい つきよだ おもてで たべよう」「きになる おみやげ こっそり あける」「てんどん 6ぱい ぺろりと たべた」「むすんで ひらいて おにぎり できた」などなど、「あ」から「ん」まで食べること、食べること……。なんといっても「くいしんぼう」は子どもの十八番。かるたをとおして、ばばばあちゃんといっしょに笑って、おなかいっぱい遊びましょう。
福音館書店「ばばばあちゃんのくいしんぼうカルタ」
ばばばあちゃんといえばおいしそうな料理たち!
こちらはそんなばばばあちゃんのおいしそうなあれこれを楽しめるカルタです。
短くてリズムの良い文章なのでちびっこにもおすすめ。
ばばばあちゃんの ぼうけん すごろく
ばばばあちゃんと一緒なら、暗い洞窟も、深い谷も、広い湖もなんのその、きっと、山小屋のある「あがり」に行き着けますよ! 「あがり」で食べるおにぎりは、最高にうまい! おなじみの動物たちも一緒に、いつも元気なばばばあちゃんと冒険するすごろくです。広げると71×95センチ。「コマの作り方・すごろくのあそびかた」の説明文付き。
福音館書店「ばばばあちゃんの ぼうけん すごろく」
ちびっこでも楽しめるすごろくもあります。
親としてもちょうどいい短さなので付き合いやすいすごろくw
お手頃価格なので、ばばばあちゃんが好きなお子さんへのプレゼントにもぴったりですよ。
過去の『かがくのとも』にもあります
ばばばあちゃんと おべんとう つくろう
子どもたちは、お料理すること、食べることが大好き。なかでも、お弁当は園でも運動会やハイキングでも必需品です。ありきたりのお弁当ではなく、びっくりするようなお弁当を、ばばばあちゃんと、子どもたちがつくります。さあ、あなたもいろんな食材で工夫しながら、とびきりおいしい自分好みのお弁当をつくってみましょう!(かがくのとも421号)
福音館書店「ばばばあちゃんと おべんとう つくろう」
『かがくのとも』2004年4月号に掲載されていた作品です。
ばばばあちゃんらしく、とっても自由で楽しいおべんとう!
ケーキべんとうややきとりべんとうなんて、子どもたちがわあ!となること間違いなし。
残念ながら絵本として発刊されておらず、今手に取るには図書館か中古のみです。
ばばばあちゃんの かんてんりょうり
今回ばばばあちゃんたちが挑戦するのは、寒天料理。作り方は簡単。寒天を煮立ててとかした寒天液にいろいろな材料を混ぜ、かたに入れて固めるだけ。砂糖やジュース、果物を入れて甘いデザートにしたり、野菜と混ぜてサラダにしたり、だし汁を使っておいしいおかずにしたりとバリエーションはとてもたくさんです。最後にはみんなで寒天パーティー。(かがくのとも467号)
福音館書店「ばばばあちゃんの かんてんりょうり」
こちらも『かがくのとも』2008年2月号に掲載されていた作品です。
寒天料理って、今はなかなか自分でやることってないですよね。
でもこの絵本を読むと、楽しそうでおいしそうで、やってみたくなっちゃいます!
日本古来からの食材を知る食育にも良いですね。
こちらは長野県の小さな絵本美術館で手に入れることができるようです。
送ってもらうことも可能みたいですので、読みたい方はぜひ!
いたずらからす
ばばばあちゃんの庭のりんごが赤くなりました。そこへからすの親分がやってきて、子分たちとりんごを食べ散らかそうとします。いくら追い払ってもからすたちはへいちゃら。頭にきたばばばあちゃんは「奥の手」を使いますが、やりすぎてしまい……? みんなの人気もの・ばばばあちゃん、12年ぶりの新作です。
福音館書店「いたずらからす」
ばばばあちゃんシリーズの最新作がこちら!!
まだ新しいばばばあちゃんが読めるなんて!と感動された方も多いのでは?
12年ぶりでもばばばあちゃんは相変わらずです。
いたずらからすとのやり取りと、やり込めちゃうところがらしさ全開!!
こちらも残念ながらまだシリーズ絵本としては出版されていないので、図書館か中古でしか手に入りません。
超貴重! 直筆サイン入りの版画が限定発売中
絵本ナビではさとうわきこさんの直筆サイン入り版画が限定発売中です。
もう二度と手に入らない貴重な品ですね。
ばばばあちゃん好きなお子さんなら、子ども部屋のインテリアにもオススメ!
3種全て書下ろし!
この行進バージョンがいちばんカワイイかな~
他のシリーズが気になる方はこちらから確認してみてくださいね!
さとうわきこさんについて
さとうわきこさんは東京都出身の絵本作家です。
幼い頃に結核を患いましたが、その後は元気な子ども時代を過ごしました。
友達はほぼ男の子で、病弱ながらもパワフルな子どもだったそうです。
とりわけ父親に遊んでもらった思い出は、ばばばあちゃんの作品に繋がるものもあります。
就職の際も大きな病気になってしまい療養を余儀なくされたこともありましたが、その後就職したデザイン会社で『ぞうのたまごのたまごやき』などで知られる寺村輝夫さんと出会います。
寺村輝夫さんとの出会いで絵本の世界へ
寺村さんの紹介で、子ども向け雑誌の表紙や挿絵などの仕事をするようになりました。
その後は福音館書店の『母の友』への投稿を重ねたり、同人誌で童話を書いたりしているうち、『母の友』への童話を掲載するようになります。
あの『せんたくかあちゃん』も最初は童話として掲載され、大きな反響を呼んだそうです。
『ばばばあちゃん』も最初は『ババばあちゃんのはなし < すてきないす > < ねこのぼうし >』という童話で掲載されました。
それから絵本として出版されていったのです。
実は、詳しい生い立ちは論文として書かれているんです!
インタビューも交えた論文なので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
小さな絵本美術館の主宰でもあります
長野県岡谷市と諏訪郡原村にある小さな絵本美術館。
実はさとうわきこさんが1990年に創設した美術館なのです。
さとうさんだけでなく国内外の作家の原画を所蔵・展示している美術館です。
『おおかみと七ひきのこやぎ』などグリム童話絵本で有名なフェリクス・ホフマンの作品を豊富に所蔵しており、日本で初めての原画展もここで行われました。
かこさとしさんのだるまちゃんシリーズも読んでみませんか?
最新作「だるまちゃんとうらしまちゃん」の遺稿もあるんですよ。
わたしの大好きな林明子さんの人気ランキングもぜひ!
コメント
こんにちわ。
ブログを楽しんでいます。
私はババばあちゃんです。
孫たちに私が高田馬場に住んでいるので、そういわれています。
最近になってばばばあちゃんシリーズを知りました。
作者の方はもうお亡くなりになったと知りました。
もう少し早く知っていたら、お会いできたのに! と残念です。
馬場ばあちゃんも好奇心の強い、悪戯好きのばあちゃんです。
楽しい絵本をたくさん紹介してくださいませ。
馬場ばあちゃんでした。
はじめまして。
コメントありがとうございます。マイタケと申します。
ブログを楽しんでいただけているようで嬉しいです。
馬場ばあちゃん!
お孫さんたちのネーミングセンス素敵ですね~
きっとばばばあちゃんシリーズを読んで一緒だ!と喜ばれたのではないでしょうか。
ばばばあちゃんシリーズはたくさんありますので、ぜひ楽しい時間を過ごしてください。
わたしも自分の孫に読み聞かせするのが目標です!
一緒に絵本を楽しみましょう~
コメントありがとうございました!