はじめまして、こんにちは。
マイタケです。よろしくお願いします。
このブログに興味を持ってくださって、ありがとうございます。
ここでは、わたくしマイタケとこのブログについて綴っています。
このブログ、どんな奴が書いてるの?と思ったときにどうぞ。
マイタケのこと
名前のこと
めっちゃすきなんです、舞茸。
天ぷらが特に好きですけど、カリカリにソテーしたのも、アヒージョも、炊き込みご飯もだいすき。
すきすぎて、本名とはかすりもしてないけどマイタケって呼ばれたいのでこの名前にしました。
どうぞよろしくお願いします。
仕事のこと
文化財に関わる仕事をしています。学芸員の資格も一応持っています。
この仕事を始めて嫌でも古文書を読まなくてはいけなくなり、くずし字を結構読めるようになってきたのが自慢です。
今のところ実生活で生かされたことはありませんが、きっといつか子どもにドヤ顔で披露出来る日がくるはずと信じています。
以前は5年ほど図書館職員をしていましたが、出産を機に転職しました。
司書の資格はありませんが、レファレンスや広報物デザイン、目録登録など一通りの仕事はやってきました。
レファレンスの楽しさがあったからこそ、このブログを始めたくなったんだと思います。
家族のこと
わたし、夫、長女、次女、長男の5人家族です。
地方でのんびりまったり、時にイライラしながら暮らしています。
夫です。サービス業なので休みがほとんど合わず。
読み聞かせも特に興味がなく、探す系の絵本で一緒に遊ぶくらい。
長女です。高校生になりました。TikTok,Instagram,Youtube大好き!
読書も好きだったけど最近はほぼ読んでません。好きな作家は辻村深月さん。
次女です。小学生。サッカー、バスケがすき。身体を動かすのがすき。
Youtubeは見るけど読書はキライ。文字を読むのがそもそも苦手。
長男です。小学生。フォートナイト、マイクラなどのゲームだいすき!
絵本はウォーリーとかミッケ!とか探すやつがすき。
絵本と読み聞かせのこと
“読み聞かせは義務ですか?”って、思ったことありませんか?
わたしはあります。
読み聞かせって、絶対しなくちゃいけないのかな??
というのも。
全国の自治体では「ブックスタート」という取り組みをしているところがたくさんあります。
0歳健診などの際におすすめの絵本を読み聞かせしてプレゼントしてくださる、素晴らしい取り組みです。
絵本って何気にお高いので、とってもありがたい。
しかも3回目ともなると絵本がかぶることもあるのですが、ちゃんと確認して別の絵本にしてくださる優しさ!
本当に感謝しております。
が、それはそれとして。
公式に絵本をいただくと、“これ、やっぱり読み聞かせなきゃいけないの?”って思っちゃいますよね。
読み聞かせが子どもの教育にいいことは分かってるんです。
だけど声に出して読み聞かせるのは恥ずかしい。
日常に追われていてそんな時間もない。
何を選んでいいのかも分からない。
そもそも読み聞かせが楽しくない。
だけど年間1000冊読み聞かせました!とか〇歳でひらがなもカタカナも読めるようになりました!とかもう一人でこの本読んでます!とかそんなマウントを見ると辛くなる。
読み聞かせしている親が“いい親”って風潮、一体なんなの?
わたくしマイタケ、3人の子どもを年の差育児中です。
一番上の長女はそれこそほぼ毎晩読み聞かせをしていました。
読書がすきな子には育ちましたが、性格なのかうっかりミスが多く、読解力があるとは言い難い。
スマホを与えてからはめっきり読書時間も減ってしまいました。
そしてにも次女にも同じように読み聞かせていましたが、まあ文字に興味がない。
長い物語は聞いていられない。
小1になるまで満足に読めませんでした。今も文章は苦手です。
一人で読む読書は大嫌いだけど、わたしが末っ子に読み聞かせていると寄ってきます。
さらに末っ子長男のときはさすがに忙しく、毎晩というわけにはいかない日もありました。
でも、ひらがなカタカナ一部の漢字が5歳にはすらすら読めていました。
読み聞かせよりゲームだいすき!なデジタルネイティブ世代です。
つまり何が言いたいかというと、読み聞かせをしてもしなくても、文字の覚える速さも読解力の向上も、当然ながら結局、個人の資質なんですよね。
じゃあ何で今も読み聞かせを続けているのか。
単純に、とっても楽しいからです。
ここでわたしもマウントとっちゃいますけど、わたしはこれまで5000回以上読み聞かせをしてきました。
とはいえ15年の子育て中に、なので1年に260冊、1か月に20冊程度と考えれば大したことありませんね。
だけど積み重ねてきた絵本の数は膨大になりました。
もちろん全部買う余裕は我が家にはありませんので、図書館をフル活用し、リピートが多いものを購入しています。
なので我が家の絵本棚は数はそう多くありませんが、すべて思い出深い絵本ばかり。
未だに長女が引っ張り出して懐かしそうに眺めていることもあります。
それくらい絵本って楽しいし、思い出に残るんです。
お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんの膝に座り、絵本を読んでもらう。
きっと多くの子どもたちが体験しています。
でもそれ、子どもに何か学ばせたいから読んでるんですか?
違いますよね。子どもが喜ぶから、読んでるんですよね。
お休みの日に1冊でもいい。
一緒に楽しんで読むことで、きっとあなたのお子さんの記憶にも残ります。
子どもの思い出に残るってどういうこと?
ここで、山口雅子さんの『絵本の記憶、子どもの気持ち』という著書を紹介します。
山口さんは大学の講師をされていた方で、とある授業で「子ども時代の思い出の絵本をレポート」するように学生たちに言いました。
その5年分のレポートをまとめられた著書です。
覚えてない!なんて言っていた学生たちが、その絵本を見たときに思い出したのは、読み聞かせてくれたお母さんの声やその時の情景。
子どもたちだった学生たちがあの時どう感じていたのか、今同じ絵本を読んだらどう感じたのか。
そして大人が好みがちな教訓めいた絵本についてはどうなのか。
その貴重な声は今まさに読み聞かせをしている私たちに刺さります。
教育にいいとか、これを学ばせたいとか、そんな風潮に飲み込まれるのではなく、楽しくあたたかい記憶を残す絵本を選びたい。
そんなふうに思わされたんです。
わたし、前に流行った、お母さんが死んじゃう系の絵本は大嫌いです。
母の死という幼い子どもにとっては恐怖でしかない事実を絵本で子どもに追体験させて、何を残したいのか分からない。
実際、その絵本を小さな子に読み聞かせたことで不安がつきまとい、母親から離れなくなった、泣き叫んだなどという体験もよく聞きました。
読み聞かせで子どもを悲しませることに、何の意味があるのでしょう。
絵本の世界は楽しい。
大人が読んで面白い絵本はもちろん、これで何でこんなに笑うの?っていうものも、全部まとめて子どもとの楽しいコミュニケーションです。
絵本から蘇る記憶はしあわせなものであってほしい。
そしていつか大人になった子どもたちがその絵本を見掛けたとき、わたしが読み聞かせている声まで思い出してくれたら。
わたしにとって、こんなにうれしいことはありません。
あなたのお子さんにとって、そんな記憶に残る1冊に出会える手助けがしたいなあと思い、このブログを立ち上げました。
このブログで紹介している絵本について
このブログでは、“子どもに読ませたい”じゃなくて、“子どもと読みたい”“わたしが楽しい”心動かされた絵本を紹介しています。
年齢やカテゴリ、テーマからでも選べるようにしてありますが、絵本の紹介記事にはその次に読むおすすめの絵本も載せています。
絵本で遊ぶのはその名の通り。
インスタではしりとり形式でわたしの好きな絵本を紹介しています。
こういう気分の時に読みたい絵本を紹介するマイタケの絵本レシピや、お気に入りの作家さんについて語ったり、絵本にまつわる場所を紹介したりといろいろ考えています。
大切なお子さん達の、あたたかな記憶に残る1冊との出会いがありますように。
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