日本のシリーズ絵本累計売上ランキングBEST10!

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ラテ(長女)
ラテ(長女)

日本でいちばん読まれているシリーズ絵本ってなんだろう?
やっぱり子どもたちに大人気のあのキャラクターかな?

日本でいちばん売れている絵本単行本は松谷みよ子さんの『いないいないばあ』です。

その他にもロングセラーの絵本がものすごい部数を発行しています。
でも、シリーズ全体で人気の絵本ってどれなんでしょう?
細かい部数を出版社が周知していないこともあり、意外と知りませんよね。

今回は日本のシリーズ絵本累計発行部数を調べてみました!

こんな方にオススメ!

・子どもたちに人気のシリーズ絵本を探している
・日本で人気のあるシリーズ絵本が知りたい
・どんなシリーズ絵本があるのか気になっている

シリーズ絵本の日本累計発行部数ランキング

累計発行部数は詳細な数字が発表されておらず、出版社による発表や新聞記事などを参考にしました。
また、一番新しい数字を参照するように努めましたが、近年の数字が発表されていないものもあり、参照できる記事のあるもののみカウントしています。
児童書は含めていません。

1.アンパンマン

  • 作 やなせたかし
  • フレーベル館

困っている人やお腹を空かしている人がいると、どこからか飛んできて顔を食べさせてくれる。アンパンマン絵本の始まりであり、正義のヒーローの原点を描いた不朽の名作です。

Amazon「あんぱんまん」商品説明より

日本でいちばん売れている絵本シリーズは、『アンパンマン』シリーズです。

やっぱり!!な結果ですが、累計発行部数は8100万部以上!
この8100万部という数字は世界のシリーズランキングでも8位という数字です。

でもこれ、フレーベル館刊行分だけの数字なんです。
アンパンマンの絵本は小学館などからも刊行されているので、そちらを含めるともっと数は増えるでしょうね。

アンパンマン人気は日本だけ!?

日本全国にアンパンマンミュージアムを展開し、書店だけでなく玩具屋やスーパーでもまず見かけないことはないほど人気のアンパンマン。
でも、日本のアニメや漫画、キャラクターが世界で人気なのに、アンパンマンだけは知名度が比例しません。

その理由としては、困っている人に自分の顔をあげるという自己犠牲精神が馴染めないからでは?
あんぱんが日本のものだから主役として馴染めないのでは?
など色々挙げられています。

もしアンパンマンが世界で人気となれば、その膨大なコンテンツ量からいっても世界一人気のシリーズになるかもしれません。

2.ミッフィー

  • 作 ディック・ブルーナ
  • 訳 いしいももこ
  • 福音館書店

うさぎのふわふわさんとふわおくさんはとっても仲良しです。あるひ、ふわおくさんのところに天使がやってきて、かわいい赤ちゃんが生まれました。ふたりは赤ちゃんに「うさこちゃん」という名前をつけます。太った牛ににわとり、たくさんの動物がうさこちゃんを見にやってきて、ふたりにお祝いの言葉を贈ります。

福音館書店「ちいさなうさこちゃん」

日本で2番目に売れている絵本シリーズは『ミッフィー』シリーズです。

これまでに5000万部以上発行されている大人気シリーズ。
ちなみに全世界では8500万部、世界7位の売上です。

子どもたちだけではなく、大人もその可愛すぎるキャラクター達に心掴まれていますね。

最近では長崎県にあるハウステンボスがミッフィーと大型コラボを展開して話題になっています。
ミッフィー好きなら、めちゃめちゃ行きたいスポットです。

「うさこちゃん」と「ミッフィー」はどちらが正しい?

結論から言うと、どちらも正しいです。

オランダ生まれのミッフィーは原語では「ナインチェ・プラウス」といいます。
直訳すると「ふわふわのうさちゃん」。
訳者の石井桃子さんはこれを「うさこちゃん」と訳したので、日本版は「うさこちゃん」シリーズなのです。

しかしイギリス版を出すときに、誰にでも発音しやすいように「Miffy」と訳されました。
それをそのまま訳したのが講談社版の「ミッフィー」シリーズです。

3.ノンタン

  • 作 キヨノサチコ
  • 偕成社

ノンタンはぶらんこをひとりじめ。友だちとなかなかかわろうとしません。幼児のエゴと自発性をたくみにとらえた、ゆかいなお話。

偕成社「ノンタンぶらんこのせて」

日本で3番目に売れている絵本シリーズは『ノンタン』シリーズです。

小さい頃読んでもらった!という親御さんも多いのでは?
こども園などでも多く読まれてきたシリーズです。

マイタケ
マイタケ

わたくしマイタケ、年長さんの時の発表会はノンタンが題材でした!
うさぎさん役の一人だったことを覚えていますw

『ノンタンぶらんこのせて』から始まるあそぼうよシリーズは全23冊刊行しています。
また、赤ちゃん向けとして赤ちゃん版ノンタンも全9冊あります。

全部揃えるのはなかなか大変ですが、プレゼントにオススメなセットもあります。
『ノンタンぶらんこのせて』『ノンタンおやすみなさい』『あかんべノンタン』『ノンタンおよぐのだいすき』『ノンタンほわほわほわわ』『ノンタンおねしょでしょん』の6冊セット。

ケースも可愛いので、贈り物にぴったりです。

赤ちゃん版の方は『ノンタンおしっこしーしー』『ノンタンはっくしょん』『ノンタンおはよう』『ノンタンいないいなーい』『ノンタンはみがきはーみー』『ノンタンもぐもぐもぐ』の6冊セット。

ノンタンに耳の聞こえない妹がいるって知ってた?

そもそも、ノンタンに妹がいるのはご存知でしたか?
ノンタンの誕生25周年を記念して2001年に出版された『ノンタンいもうといいな』で登場したタータンです。

この作品以降頻繁に登場してくるタータンは、作品中では明言されていませんが、耳が聞こえないという設定があります。
これは無料配布された「まるごとノンタンブック」の中で明かされています。

それを知って読み返すと、タータンは言葉を話していないし、みんながタータンを気遣っている描写もあることに気づかされます。

知らずに読めば幼いだけだと思うかもしれませんが、実はハンディキャップがある子も普通に一緒に遊んでいるという多様性のある社会も含まれていたんですね。

4.ぐりとぐら

  • 作 なかがわりえこ
  • 絵 おおむらゆりこ
  • 福音館書店

お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまり大きくて運べません。そこでフライパンをもってきて、その場で料理することにしました。カステラを焼くにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……。みんなの人気者ぐりとぐらは、この絵本から生まれました。

福音館書店「ぐりとぐら」

日本で4番目に売れている絵本シリーズが、『ぐりとぐら』です。
シリーズ累計発行部数は2630万部以上!

わたしたち親世代が子どものころから、今の子どもたちにも長く長く愛されている定番シリーズです。

ぐりとぐらのお話のシリーズは合計で7冊あります。
『ぐりとぐら』『ぐりとぐらのおきゃくさま』『ぐりとぐらのかいすいよく』『ぐりとぐらとすみれちゃん』『ぐりとぐらのえんそく』『ぐりとぐらとくるりくら』『ぐりとぐらのおおそうじ』全7冊がカワイイケースに入ったセットは、プレゼントにもおすすめ。

あの憧れのカステラ、作ってみる??

ぐりとぐらといえば、やっぱりあの大きなカステラ!!
子どもも大人も憧れの逸品ですよね~

出版元の福音館書店では、なんとあのカステラのレシピを公開しています。
大人の今だからこそ、憧れにチャレンジしてみるのもいいですね。

シリーズ一覧

5.松谷みよ子あかちゃんの本

  • 作 松谷みよ子
  • 絵 瀬川康男
  • 絵 東光寺啓
  • 絵 いわさきちひろ
  • 童心社

いない、いない、ばあ。にゃあにゃが、ほらね、いない、いない……。ネコ、クマ、ネズミ、キツネなど動物たちが、ページをめくるたび「いないいないばあ」します。

童心社「松谷みよ子あかちゃんの本」

日本で5番目に売れている絵本シリーズが、『松谷みよ子あかちゃんの本』シリーズ。
日本でいちばん売れている絵本『いないいないばあ』を含むシリーズです。

『いないいないばあ』だけで735万部、シリーズ9冊の累計は1800万部以上!

3冊ごとのセットもあり、出産祝いの絵本としては定番かもしれませんね。

マイタケ
マイタケ

マイタケのオススメはあえて『いないいないばあ』を含まないBセット!
こちらだと被る確率も低めで、“分かってる”感のある贈り物になりそう。

日本ではじめての「赤ちゃん向け」絵本は前人未到の数字を更新中!

このシリーズが刊行されたのは1967年でした。
その頃はまだ赤ちゃん向けの絵本はほぼなくて、赤ちゃん向けと明記した初めての絵本がこのシリーズです。

『いないいないばあ』は発売以来、約10年ごとに100万部ずつ、2002年以降はなんと5年ごとに100万部ずつ記録を伸ばしています。
700万部を突破したのは2020年のこと。
このままいくと2025年には800万部という記録を打ち出すかもしれませんね!

6.あかちゃんのあそびえほん

  • 作 きむらゆういち
  • 偕成社

ゆうちゃんの家に、動物たちが次々にたずねてきます。遊びながら「こんにちは」を元気よくいえるようになる、楽しいしかけ絵本。

偕成社「ごあいさつあそび」

日本で6番目に売れている絵本シリーズは『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ。
シリーズ累計で1400万部以上の売り上げを記録しています。

中でも『いないいないばああそび』は250万部、『ごあいさつあそび』は200万部という人気っぷり。
書店でも常に平置きされている人気しかけ絵本シリーズです。

生活の中にある身近なものをあそびとして題材にしているのが印象的です。
親としても身につけさせたいアレコレを楽しみながら導けるのはいいですね。

刊行から40年近く経っているので絵のレトロ感はありますが、今も新作が定期的に出ています。
最新作は2023年4月に発刊されたありがとうとごめんなさいがテーマのこちら。

縦開きが新鮮!なしかけ絵本

絵本といえば、本といえば横開きが当たり前の中で、この縦開きのしかけ絵本は発売当時かなりのチャレンジだったそうです。

だけどもう、このシリーズといえば縦開きのイメージですよね!
特に最初にできた『ごあいさつあそび』のペコリというおじぎは縦開きのしかけならではです。
子どもたちがついついマネしちゃう、かわいい絵本です。

7.ウォーリーのえほん

  • 作 マーティン・ハンドフォード
  • フレーベル館

こんなせかい、みたことない!ページをめくってウォーリーをさがそう!

Amazon「NEWウォーリーをさがせ!」商品説明より

日本で7番目に売れている絵本シリーズは『ウォーリー』シリーズです。

大人も子どもも夢中になって探しちゃうウォーリー。
日本でのシリーズ累計発行部数は1149万部を記録しています。
ちなみに世界では7500万部以上を記録しており、世界10位という数字。

探す系の絵本といえばウォーリーシリーズですよね。
わたしも小さい頃、夢中になって探した記憶があります。

ポテト(長男)
ポテト(長男)

ぼくもウォーリーがだいすき!
シリーズ全部制覇したよ!!

ウォーリー、なんとルーペ(虫眼鏡)付きのセットもあるんですよ!
本のサイズが小さめなので、こちらのセットには探しやすいようにルーペがついています。

持ち手も赤白のボーダーでカワイイ!
ウォーリー好きのお子さんなら大喜びですね。

世界各地でのWALLYの呼び方は??

イギリスでの原題は『WHERE’S WALLY?』、日本では『ウォーリーをさがせ!』
では、他の国ではウォーリーという名前はどう訳されているのでしょう?

・アメリカやカナダ(英語):ウォルド
・中国語:ウィリー
・フランス語:シャルリ
・ドイツ語:ウォルター
・ノルウェー語:ウィリー
・ベトナム語:ヴァンラング
・スウェーデン語:ヒューゴ
・アラビア語:アレフ
・ヘブライ語:エフィ
・ヒンディー語:ヘティ
・トルコ語:アリ

あそトピ「【ここだけの話・後編】絵本『ウォーリーをさがせ!』35周年|知られざるヒットの裏側をさがせ!」

WALLYをそのまま訳しているのではなく、その国ごとに馴染みのある名前に訳されています。

同じ英語圏でもアメリカカナダではウォーリーではなくウォルドなんですね。
でもオーストラリアではウォーリーだそうです。

さらにウォーリーの性格も各国で違いがあるんですよ!
柔軟に翻訳されているというべきか、探されているのにはワケがあると思うべきか、悩むところです。

8.こぐまちゃん

  • 作 わかやまけん
  • 作 もりひさし
  • 作 わだよしおみ
  • こぐま社

こぐまちゃんは朝起きると自分で顔を洗います。それから、ご飯を食べ、たっぷり遊んで、トイレにお風呂。最後は遊んだぬいぐるみたちと一緒におやすみなさい。幼児の一日の生活を楽しくユーモラスに描きます。

こぐま社「こぐまちゃんおはよう」

日本で8番目に売れている絵本シリーズは『こぐまちゃん』シリーズです。
代表作『しろくまちゃんのほっとけーき』だけでも343万部、シリーズ合計で累計1100万部以上!(ミリオンぶっく2022年版より)

おはなしのシリーズが15冊、赤ちゃん向けの「はじめてのこぐまちゃん」が3冊、お出かけ用セットや点字絵本も含め全22種類のシリーズです。
カラフルな絵とカワイイこぐまちゃん、しろくまちゃんは一度読んだら大好きになっちゃいますね。

ホットケーキを焼くあのシーン、実際に七輪で焼いた!?

こぐまちゃんシリーズは3人の作者と、1人の編集者の4人で作られた絵本です。

4人のこだわりはとにかくリアルの追求だったようで、『しろくまちゃんのほっとけーき』を作る際には社内で実際に七輪を使ってホットケーキを焼いてみたそうです。

その時に聞こえた音をもとにあのページが作られました。

シリーズ一覧

9.こんなこいるかな

  • 作 有賀忍
  • 日本図書センター

「きみが いるから おもしろい」
――個性あふれる12人が活躍する12のおはなし集です。
わすれんぼうも、くいしんぼうも、
がんばりやも、まねっこも、
みんな違って、みんないい!

Amazon「きみがいるからおもしろい こんなこいるかな」商品説明より

日本で9番目に売れている絵本シリーズが『こんなこいるかな』です。

懐かしいー!!!となった親御さんも多いかもしれませんね。
昔「おかあさんといっしょ」で放映されていたショートアニメのシリーズなんです。

当時はとんでもない人気だったようで、1986年から1996年の間に講談社から出版された絵本も大人気。
シリーズ累計1000万部以上の売り上げを記録している、Eテレアニメ最大のヒット作なんです。

現在は2015年に新装版として日本図書センターから出版されたものがあります。
上で紹介しているのは12人のお話が1冊で読めますよ!

10.ミッケ!

  • 写真 ウォルター・ウィック
  • 訳 糸井重里
  • 小学館

「みずでっぽうをミッケ!」「カウボーイハットもミッケ!」おもちゃばこにかくれている、いろんなものをみんなで探しっこ。楽しい写真絵本。

Amazon「ミッケ!―いつまでもあそべるかくれんぼ絵本 I SPY 1 」商品説明より

日本で10番目に売れている絵本シリーズが『ミッケ!』です。
こちらも1000万部を突破しているお馴染みの大人気探し絵本シリーズ。

ウォーリーよりもミッケ!の方が難しいかもしれません。
たまにぜんっぜん分からなくて諦める時がありますw

うちの末っ子は特に大好きで、病院の待ち時間はこれがお供でした。
なのでポケット版が出てくれているのもありがたいんです。

↓クリスマスプレゼントにぴったりなセットもあるんですよ!

ビール
ビール

シリーズではなく、日本でいちばん売れている絵本作品は?
作品ごとのランキングにしてみました!

ポテト(長男)
ポテト(長男)

じいじやばあば達はどんな絵本を読んできたのかな?
むかしの絵本が気になるひとはこっち!

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