
11ぴきのねこ、わたしもだいすきなシリーズ!

我が家はラテがハマったので、下二人もよく読んでましたね~
今回のシリーズ全作品紹介は、発売からもうすぐ60年の今もなお大人気『11ぴきのねこ』です。
ちょっぴりズルくて、でも憎めない愛らしさのねこたちは昔も今も子ども達を惹きつけています。
大人になってもだいすきな人が多いから、大人向けのコラボグッズも豊富!
かわいすぎるねこたちの世界を紹介します。
・11ぴきのねこのファン
・馬場のぼるさんのねこがだいすき
・11ぴきのねこシリーズを順番通りに読みたい
11ぴきのねこシリーズ作品一覧
1.11ぴきのねこ
11ぴきののらねこたちは、いつもおなかぺこぺこ。ある日じいさんねこに、湖に大きな魚がいると教えられ出かけていきます。大格闘の末、やっと怪魚を生け捕りにしますが…。あっと驚くどんでん返しが大人気。
こぐま社「11ぴきのねこ」
シリーズ最初の作品はもちろん、この『11ぴきのねこ』。
わたしは子どものころに読んだ記憶がなくて、ラテが図書館で「これこども園にある!すきなの、借りていい?」と言ったのが最初の出会いでした。
読み聞かせしてみて、えー?このラストが人気なんだ??と思った記憶があります。
確かに、このカワイイねこたちからの予想できない展開はクセになっちゃいますよね!
表紙のねこたちの数も、数えてみてあれ??と思った方も多いはず。
2.11ぴきのねことあほうどり
11ぴきのねこがコロッケの店をはじめました。ところが、毎晩食べる売れ残りのコロッケに、ねこたちはうんざり。「鳥の丸焼きが食べたいねえ」と夢見ていると、そこへ一羽のあほうどりが現われて…。
こぐま社「11ぴきのねことあほうどり」
シリーズ2作目はこちら、『11ぴきのねことあほうどり』。
この作品はもう、コロッケですよね!!
ねこたちがうんざりしているコロッケが食べたくて食べたくて!
もちろん、どんでん返しのラストも健在。
ちょっぴり情けないねこたちに、やれやれなのです。
3.11ぴきのねことぶた
11ぴきのねこが旅に出ました。11ぴきは旅先で一軒のあばら家を見つけ、勝手に住み家にしてしまいます。そこに、「このへんに、僕のおじさんの家があるんだが…」というブタがやってきて…。家をめぐる珍騒動。
こぐま社「11ぴきのねことぶた」
シリーズ3作目がこちらの『11ぴきのねことぶた』です。
こちらもねこたちのズルさ全開、だけどちゃーんと因果応報だからなのか憎めない。
誰もの心にあるズルさと良心、どちらも刺激してくるからでしょうか。
ラストの展開はあまりのトホホ具合に情けなく笑うしかありません。
4.11ぴきのねこふくろのなか
遠足に出かけたねこたち。行く先々に、「花をとるな」「橋をわたるな」などの禁止の立て札。けれどもねこたちは、花をとり、危険な橋をわたって、しまいには「入るな」と書いてある大きな袋に入ってしまい…。
こぐま社「11ぴきのねこ ふくろのなか」
シリーズ4作目は『11ぴきのねこ ふくろのなか』。
ダメって言われるとやりたくなっちゃう気持ち、わかると言えばわかりますよね。
子どもたちだってきっとそう。
ダメだよーと言いながらも、その先がどうなるのかどきどきして目が離せない。
ウヒアハとのたたかい、どうなったのかぜひ確かめてくださいね!
5.11ぴきのねことへんなねこ
11ぴきのねこが川で魚釣りをしていると、見たこともない水玉模様のねこが通りかかります。ねこたちが後をつけていくと、そこには何やら不思議な家が…。なんと水玉ねこは、宇宙からやってきたねこだったのです。
こぐま社「11ぴきのねことへんなねこ」
シリーズ5作目がこちら、『11ぴきのねことへんなねこ』。
11ぴきのねこシリーズにはどれも印象的なページがありますが、この作品の花火のページは忘れられない1ページです。
へんなねこが気になるねこたちもかわいいし、ズルいねこたちの上手をいくへんなねこもいいw
6.11ぴきのねこどろんこ
ねこたちが山の中を歩いていると、恐竜の子どもが沼で泥あびをしています。翌日、崖から落ちた恐竜の子をねこたちが助け出したことで仲良くなりますが、ある日恐竜は姿を消し…。ほのぼのとしたラストの最終巻。
こぐま社「11ぴきのねこ どろんこ」
6作目が最終巻、『11ぴきのねこ どろんこ』です。
これはもう、ジャブとの絆にただただほっこりしちゃいます。
途中はこのねこたちらしいイタズラもあり、やりすぎ!と大人は思ってしまいますが…
だけどラストはやっぱりほっこりなのです。

おはなしとしてのシリーズは6冊になります。
もちろんカワイイケースの6冊セットもありますよ!
その他の11ぴきのねこ関連作品
絵巻えほん 11ぴきのねこマラソン大会
ねこの国のマラソン大会スタート! 山あり、谷あり、迷路ありの難コースに21ぴきのねこたちが挑みます。沿道にはねこたちの暮らしぶりが細かく描かれ、何度見ても楽しい発見がいっぱい。さて、優勝したのは?
こぐま社「絵巻えほん 11ぴきのねこマラソン大会」
絵巻えほんというだけあって長い絵になっており、描き込みがものすごいんです!
文字はないのですが、どこを見ても何かが起きていてとっても楽しい!
ねこたちがかわいすぎるので、時間を忘れて見入ってしまいます。
何匹のねこが描かれている!?
ながーいこの絵巻えほん、たくさんのねこたちが描かれています。
実はこのねこたち、1400ひきもいるんです!
しかもよーく見ると、手塚治虫さんのようなねこも…
作者の馬場のぼるさんは手塚治虫さんの親友だったそうですよ!
馬場のぼるのおえかき教室
見覚えのあるあの“ネコ”や、イヌ、ウサギ、ブタに十二支の動物たち……。『11ぴきのねこ』で知られる馬場のぼるが、子どもたちになじみ深い動物や生き物の描き方を、丁寧な語り口で図解をまじえて教えてくれます。お絵かきが好きな子はもちろん、「絵を描くのはちょっと……」という大人の方まで、幅広い年齢層の読者におすすめしたい一冊です!
こぐま社「馬場のぼるのおえかき教室」
こちらはなんと、作者の馬場のぼるさんがお絵描きを教えてくれるんです!
もちろんねこの描き方も載っているので、自分で11ぴきのねこが描けるようになっちゃうかも。
ねこだけじゃなくてたくさんの動物たちが載っていますよ!
11ぴきのねこかるた
「あしたは えんそく ゆでたまご」「おおきな あほうどり 11わあっ」「しっぽが でてる かくれんぼ」「せんとうは とらねこたいしょう」など、絵本を読んだことのある子もない子も楽しめるかるた。
こぐま社「11ぴきのねこかるた」
もちろん11ぴきのねこにもかるたがあります。
リズムの良い読み札も、絵札もとってもかわいい!
お気に入りのキャラクターで遊びながらひらがなを学べるのもいいですよね。
11ぴきのねこすごろく
ロングセラー絵本「11ぴきのねこ」シリーズの世界がすごろくになりました。
こぐま社「11ぴきのねこすごろく」
シリーズ全6冊のエピソードが盛り込まれた、ハラハラドキドキの大冒険。最初に「たぬきのおなか」になれるねこは誰かな?
72.8×100.4cmの大きな盤面とコマ11個、サイコロ1個、ニャゴニャゴカード16枚入り。少人数でも大人数でも楽しく遊べます。
このすごろく、かわいいし楽しいだけじゃなく、お値段も660円というお手頃価格。
ちょっとしたプレゼントにもいいし、遊びに行くときに持っていくのもいいですよね。
アヤしすぎるニャゴニャゴカードに何が描かれているのか、ぜひ確かめてみてください。
11ぴきのねこと仲間たち ポストカードブック
「いのししがいっぽんみちでみつけたいちごひとつ」「ふ人気シリーズ「11ぴきのねこ」のポストカードブック。11ぴきと、仲間のねこたちの季節感あふれる18枚です。
こぐま社「11ぴきのねこと仲間たちポストカードブック」
もはやポストカードで誰かとやり取りするなんてことは稀になってしまいましたが、このサイズの絵はお部屋に飾るのにちょうどいいサイズ感なんですよね。
子ども部屋に飾ってあったらめっちゃカワイイ!
季節ごとに入れ替えるのも楽しそうなラインナップです。
ねこのせかい
『11ぴきのねこ』をはじめ楽しい絵本をたくさん描いた漫画家、馬場のぼる氏の美しい画集です。ワイン好きのねこから、富嶽三十六景の富士山に登るねこまで、54枚の絵に描かれたねこたちは、のんびり、ほのぼの、どこかユーモラス。少年時代の回想や、なぜねこが「11ぴき」になったのか、など独特の語り口が魅力的な16篇のエッセイも綴られています。ファン必見の一冊!
こぐま社「ねこのせかい」
こちらは馬場のぼるさんの画集ですが、もちろんねこたちもいっぱいです!
そして見逃せないのはエッセイ。
11ぴきのねこの秘話がしっかり語られていますよ。
11ぴきのねこについてあれこれ詳しく
11ぴきのねこシリーズって?
青森県出身の絵本作家・馬場のぼるさんが手がけた1967年初版『11ぴきのねこ』から始まるシリーズ。
2022年時点でシリーズ累計発行部数は460万部を記録している大人気シリーズ絵本です。
作者の馬場のぼるさんってどんな人?
もともとは漫画家さんでした
馬場さんは1949年に上京し、漫画家として創作活動をスタートしました。
初めての絵本は1963年の『きつね森の山男』。
これで第11回産経児童出版文化賞を受賞し、本格的に絵本作家としての活動をスタートさせます。
こぐま社創立の佐藤さんとは旧知の仲
こぐま社の創立者である佐藤さんと馬場さんは、佐藤さんがこぐま社を立ち上げる前からのお知り合い。
漫画家として活躍されていた馬場さんへ、出版社に勤めていた佐藤さんが漫画の原稿をお願いにいったのが初めての出会いだったそうです。
その後、こぐま社を立ち上げた時に『11ぴきのねこ』の原型となるお話が決まり、出版されるに到りました。
11ぴきのねこのヒミツ!
どうして11ぴきなの?
じゅう・いっ・ぴきという発音が元気が良くて気に入ったからだそうです。
しかも11という数字には再出発という意味もあるそうですよ。
ねんねこさっしゃれって?
登場する大きな魚が歌っている“ねんねこさっしゃれ”が気になる方も多いですよね。
出版社によると、中国地方の子守歌ではないか、ということです。
実際に伝わっているその子守歌は“ねんねこさっしゃりませ”という歌詞だそうですから、馬場さんがその部分だけ変えたのかもしれませんね。
ウヒアハって??
よく親御さんたちが「はやく寝ないとおばけが来るよ!」と脅すようなことを言いますよね。
馬場家では大きくなったらそれを思い出しておかしいなと思って欲しかったそうで、ウヒアハが来るよ!と言っていたそうです。
ウヒヒッアハハッの略なんですって。
こんなに売れると思っていなかった!
実は編集を担当したこぐま社の佐藤さんは、当時を回顧して「そんなに売れないだろう」と思っていたとおっしゃっています。
それは主人公がのらねこだということ、そして何もしていない魚をお腹が空いたからという理由だけで食べてしまうねこたちの残酷なおはなしだからということでした。
人形劇・アニメ化もされたんです
1969年には井上ひさしさんの脚本によって人形劇が作られ、NHKで放送もされていました。
井上ひさしさんはその後戯曲化もし、舞台でミュージカルとしても何度か上演されました。
また、1980年にはアニメ映画としても公開され、トラネコ大将は郷ひろみさんが務めています。
1986年には続編として『11ぴきのねことあほうどり』も上映。
この時のトラネコ大将は古谷徹さんが務めました。
青森県三戸町は11ぴきのねこの町!
馬場さんの出身地である青森県三戸町は、そこかしこに11ぴきのねこたちがいます。
令和4年にリニューアルされた“ほのぼの館”ではその世界が存分に味わえます。
現在も青森~三戸~盛岡間では11ぴきのねこのラッピングトレインが走っています。
2019年まで実際に走行していためちゃくちゃかわいいラッピングバスは、引退後はそのまま公園や図書館に展示されています。
なんと中で絵本を読んだりも出来るそうですよ。
町中13か所に石像があるんですが、ねこたちだけでなく、おおきなさかなやあほうどりもいるんですよ!
また、遺作となった『ぶどう畑のアオさん』とねこが描かれたマンホールもあり、役場や道の駅でマンホールカードを配布しています。

ふるさと納税でもここだけの11ぴきのねこグッズがあります。
厳選! 11ぴきのねこグッズ
お子さんが喜びそうなぬいぐるみやキーホルダーだけでなく、トミカまで!
おすすめのカワイイグッズを我が家の子どもたちが厳選してみました。

やっぱりぬいぐるみは外せないよね。
この手乗りサイズ感のやつもかわいい~

わたしは学校に持っていきたいからこの2つ!

ぼくが欲しいのは11ぴきのねこのトミカ!

かこさとしさんのだるまちゃんシリーズも読んでみませんか?
最新作「だるまちゃんとうらしまちゃん」の遺稿もあるんですよ。
コメント