2026受賞作決定!アメリカのベストセラー人気絵本が分かる【コールデコット賞】解説

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ラテ(長女)
ラテ(長女)

アメリカの子ども達に人気の絵本って何だろう??

絵本の紹介文でたまに出くわす「コールデコット受賞作品」というキーワード、見たことありませんか?

コールデコット賞ってなんでしょう?

実は、アメリカの権威ある賞なのです。

選ばれるだけで凄い、受賞作品はそうそうたるラインナップ。

アメリカのロングセラー、ベストセラーの絵本がずらりと並んでいます。

コールデコット受賞作品を見れば、アメリカの子ども達に読まれている絵本が分かります!

こんな方におすすめ
  • アメリカの子どもたちが読んでいる絵本が気になる
  • アメリカのロングセラー絵本が知りたい
  • 世界的に有名なコールデコット賞について知りたい

コールデコット賞について

コールデコット賞って?

アメリカの児童図書館協会(ALSC)が、前年にアメリカで出版された絵本のうち最も優れた子ども向け絵本の画家を対象に授与している賞。

1938年から毎年選ばれ続けている、アメリカで最も権威ある児童書の賞のひとつです。

マイタケ
マイタケ

もうひとつはニューベリー賞といって、1922年に開始された世界初の児童文学賞。
こちらは文学的な要素が強い賞です。

コールデコットという名前の由来

19世紀に活躍したイギリスのイラストレーター、ランドルフ・コールデコットを記念して名付けられました。

ランドルフ・コールデコットが描いた作品は現代絵本の源流の一つとされています。

そんなランドルフ・コールデコットについての伝記絵本もあります。

気になる方はぜひ読んでみてください。

受賞基準は?

主な受賞基準
  • 前年にアメリカ合衆国で出版された英語の絵本であること
  • イラストレーションはオリジナル作品であること
  • イラストレーターはアメリカ合衆国の市民もしくは居住者であること

これらの幾つかの受賞基準がありますが、この賞は画家に贈られる賞です。

絵としての完成度や、子どもの心に訴えかける絵本かどうかが評価されるようです。

どのように選ばれる?

15名で構成される選考委員会によって選ばれます。

選考委員15名のうち議長を含む7名はALSCの会長が指名し、他の8名はALSCの全会員による投票によって選ばれます。

選考委員は7冊ずつノミネートし、その中から受賞作品が選ばれることになります。

次点はオナーと呼ばれますが、年によって選ばれる冊数は変わっています。

コールデコット受賞作品の代表例

1943年受賞作品「ちいさいおうち」

言わずもがなのロングセラー名作絵本。

ディズニーが短編アニメ映画を作った絵本でもあります。

アメリカの古典絵本として不動の地位を築いている名作です。

1963年受賞作品「ゆきのひ」

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シンプルな貼り絵の技法が際立つ鮮やかなカラーが美しい、キーツの名作絵本。

雪の時期には定番といっていいほど長く愛されている作品です。

表情がなくとも感情が見えるような絵が本当に素敵です。

1964年受賞作品「かいじゅうたちのいるところ」

こちらもロングセラーの定番人気絵本。

世界中で愛されており、現在世界で6番目に売れている絵本なんです。

2013年受賞作品「ちがうねん」

クレヨンハウス 2012年11月発刊 ◆5歳~
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大人気のぼうしシリーズの2作目です。

前作「ちがうねん」の帽子を盗んだ側のお話!

こちらもドキッとしちゃう、大人が読んでも考えさせられる作品です。

次点であるオナーにもそうそうたる名作が!

1940年のオナーは「げんきなマドレーヌ」

人気シリーズの1作目がオナーブックに選ばれていました。

ちなみにこの後、マドレーヌシリーズの「マドレーヌといぬ」が1954年のコールデコット賞を受賞します。

1945年のオナーは「もりのなか」

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こちらもお馴染みのロングセラー絵本です。

今読んでも色褪せない、ドキドキとワクワクがたまりません。

1964年のオナーは「スイミー」

国語の教科書に載っていることでお馴染みの名作ですね。

日本人にとってはもしかすると一番知られている絵本かもしれません。

1971年のオナーは「ふたりはともだち」

こちらも教科書に載っているお馴染みのロングセラーですね。

なんだかほっこりするがまくんとかえるくんの関係性がくせになります。

2013年のオナーは「アナベルとふしぎなけいと」

2013年はジョン・クラッセンがコールデコット賞もオナーも受賞だったんですね。

こちらはマック・バーネットの物語に合わせた優しい色使いが印象的です。

「スイミー」がオナーの時の受賞作品は「かいじゅうたちのいるところ」、「アナベルとふしぎなけいと」がオナーの時の受賞作品は「ちがうねん」。

マイタケ
マイタケ

どちらも甲乙つけがたい名作なので、きっと審査員の方々も悩まれたでしょうね~

その他の受賞作品はこちらの記事で一覧化しています!

複数回受賞した猛者たち

2回受賞者だけでなく、3回も受賞したレジェンドもいます!

オナーも含めると5回以上受賞している画家さんも。

3回受賞のレジェンド

①マーシャ・ブラウン

マーシャ・ブラウンはコールデコット常連の画家さんです。

3回の受賞だけでも凄いのに、他にもオナーを6回も受賞しています。

つまり、コールデコット受賞リストに9作品も!すごすぎ!

まずはコールデコット受賞作品の3つ。

1955年受賞作品『シンデレラ』

お馴染みシンデレラのお話です。

1969年福音館書店から出版されましたが、現在は絶版となっているようです。

1962年受賞作品『もとはねずみ…』

こちらも何度か絶版になりつつも、今は童話館出版さんの2011年改訂版が手に入るようです。

お話も教訓じみていて、幼い子向けではないですが小学生以上なら。

1983年受賞作品『影ぼっこ』

こちらはブレーズ・サンドラールの「魔法使い」という散文詩にマーシャ・ブラウンが挿絵をつけた作品。

どことなく怖さも感じる絵が印象的です。

オナー受賞作品たち

残り2作品「Henry Fisherman」「Skipper John’s Cook」は残念ながら日本語版未刊行作品です。

でもやっぱり、マーシャ・ブラウンといえば「三びきのやぎのがらがらどん」ですよね!
ああ、あの絵の人!と思われた方もいるのでは?

コールデコット受賞作品ではありませんが、日本の子ども達に今も愛されているロングセラーの代表作です。

でも、上の作品たちを見ても分かるように、マーシャ・ブラウンは作品によって画風が違いますよね。

その辺りを比べながら楽しんでみてもいいと思います。

②デヴィット・ウィーズナー

マイタケも個人的に大好きな作家さんの一人です。

この方もコールデコット3回受賞、そしてオナー受賞は3作品、合計6作品も受賞リストに載っています。スゴイ!

まずはコールデコット受賞作品3つ。

1992年受賞作品『かようびのよる』

とにかく読んで!としか凄さが伝えられないのがもどかしい。

最初に読んだ時の衝撃は忘れられません。

2002年受賞作品『3びきのぶたたち』

こちらの作品も展開がすごい!!

絵だけで語る力、想像させる力があるんですよね。

2007年受賞作品『漂流物』

この作品は文字のない、絵だけで物語を描いている絵本です。

ウィーズナー作品は全般的に文字が少な目なのですが、これは完全に絵だけ。

絵の力を改めて感じられます。

オナー受賞作品たち

幻想的な絵もあれば、『ミスターワッフル!』のようにリアルっぽくクスッと笑えるものも。

才能あふれる作品ばかりですね!

2回受賞者は6組7名!

一度受賞すれば作家としての生活が保障されるも同じというコールデコット賞を二度も受賞した方はこちら。

最初の複数回受賞者となったロバート・マックロスキー

ロバート・マックロスキーは1942年の『かもさんおとおり』と1958年の『すばらしいとき』でコールデコット賞を受賞しました。

この方が最初の複数回受賞者となっています。

半世紀以上前の作品ですが、どちらも今も手に入れることができます。

ずっと読み継がれているロングセラーの名作です。

『かもさんおとおり』はほっこりするお話ですが一色の絵、『すばらしいとき』はカラーで全く違う雰囲気なのも面白いですね。

バーバラ・クーニーも2回受賞者

こちらも大作家、バーバラ・クーニーも1959年の『チャンティクリアときつね』と1980年の『にぐるまひいて』で2回受賞しています。

バーバラ・クーニーの絵はとても繊細で素敵ですよね!

動物たちは魅力的でかわいいけれど、幻想的でふんわりとした絵もすごく素敵で、作品ごとに違う雰囲気なのがすごい。

ナニー・ホグロギアン

ナニー・ホグロギアンは1966年の『Always Room for One More』と1972年の『きょうはよいてんき』で受賞しています。

Always Room for One More』の方は残念ながら日本語版は未刊行になっています。

夫婦で受賞したのがディロン夫妻

レオ・ディロン、ダイアン・ディロン(ディロン夫妻)は1976年『どうしてカはみみのそばでぶんぶんいうの?』と1977年『絵本アフリカの人びと―26部族のくらし』で2年連続受賞しました。

このお二人の絵は、色遣いが素敵です。

『どうして~』の方はカラフルでカワイイですが、『アフリカの人びと』の方はまるで図鑑のように写実的。

村上春樹の改訳でお馴染みクリス・ヴァン・オールズバーグ

クリス・ヴァン・オールズバーグは1982年『ジュマンジ』と1986年の『急行「北極号」』で受賞しました。

あすなろ書房 2019年12月発刊 ◆10歳~
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村上春樹さんの改訳版でハルキストの間では知られる作家さんでしょうか。

『ジュマンジ』の方は映画化・アニメ化もされており、作品内のボードゲームは商品化もされている人気ぶり。

どちらの作品もファンタジックで読みごたえがあります!

マイタケ
マイタケ

映画化作品についてはこちらからどうぞ!

久しぶりの2回受賞者となったソフィー・ブラッコール

いちばん最近の複数回受賞者がソフィー・ブラッコール。

2016年の「プーさんとであった日」と2019年の「おーい!こちら灯台」です。

『プーさんと~』の方は実話をもとに描かれたお話で、ウィニーの愛らしさに心打たれます。

『おーい、こちら灯台』の方はソフィー・ブラッコールがどちらも担当しているだけあって、全然違った雰囲気の作品ですが、どちらの絵も素敵です。

今年の受賞者は!?

コールデコット賞は毎年1月に発表されるため、今年の受賞者も既に発表されています。

今年の受賞作品はこちら。

Fireworks

花火を待ち侘びる姉弟の微笑ましい光景を描いた作品です。

日本語版も今年の夏までに刊行されると嬉しいですね。

受賞者となったCátia Chien(カティア・チエン)さんの作品で日本語版があるのはこちら。

あかね書房
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動物としか話すことが出来なかった人物の伝記的絵本です。

世界初のジャガー保護区を作るきっかけとなった人物。

こちらも素晴らしい作品なので、ぜひ。

世界三大絵本賞、他には?

コールデコット賞は世界三大絵本賞のひとつを言われています。

他の2つについてはこちらから。

これらの絵本、いつか原書で読めるようになりたくないですか?

そのゴールを目指して、英語で読み聞かせを始めました。

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