そろそろ昔話も読んでみたいけど、何から始める?
幼児にも人気の昔話、発表会などでもおなじみの「にんじんだいこんごぼう」。
身近な野菜たちが主役のこのお話は繰り返しも楽しく、話も分かりやすいです。
けど、昔話って同じ話でも絵本がいろいろあって迷っちゃいますよね。
にんじん だいこん ごぼう を扱った絵本は何がある?
昔話は地域によって伝承が違っていたりするので、描く人によってかなり印象が変わります。
このお話は幼児にも分かりやすいお話なので、好みの絵で選んでもOK!
気になった作品から読んでみて、お気に入りの1冊を見つけてください。
それぞれの違いを見つけるのも楽しいですよ!
にんじん だいこん ごぼう
作・植垣歩子
福音館書店
2014年1月発刊
対象年齢:2歳~
赤いにんじんも、黒いごぼうも、昔々はだいこんみたいに真っ白でした。そんなある日、泥んこ遊びをして汚れてしまった3人は、お風呂に入ることになり、熱い一番風呂ににんじんが、ぬるいお風呂にだいこんが、最後にごぼうが入りました。さてさて、お風呂からあがった3人は、どんな体の色になったでしょうか……?日本の昔話をベースにした、楽しいお話絵本です。
福音館書店「にんじん だいこん ごぼう」
真っ赤な表紙が目を引くこちら。
マイタケ一押しの作品です。
絵が素敵なのももちろんですが、幼児にも分かりやすいように再話されているのです。
まさに初めての昔話にぴったり。
繰り返しの楽しさ、野菜の表情のユニークさが味わえます。
にんじんさんがあかいわけ
文・松谷みよ子
絵・ひらやまえいぞう
童心社
1989年1月発刊
対象年齢:2歳~
むかしむかし だいこんさんが はたけで くうくうって ねてるとね、にんじんさんと ごぼうさんが やってきてねえ だいこんさん おふろへ いこうよ そう いったって。
おふろに行った にんじんさん、だいこんさん、ごぼうさんはどんなふうにおふろに入ったのかな。美しい絵とやさしく語りかけることばが心地よいあかちゃんのためのむかしばなし絵本です。
童心社「にんじんさんがあかいわけ」
こちらもおすすめ!
松谷さんの優しい語り掛けるような文が楽しいです。
あちち、あちち……声に出すとより楽しい!
そして最後の、とっぴんぱらりのぷう!
意味は分からないんですが、なんか笑っちゃうんですよね。
にんじんと ごぼうと だいこん
作・和歌山静子
鈴木出版
1991年4月発刊
対象年齢:2歳~
にんじんが赤いのはなぜ? ごぼうが黒いのは? だいこんが白いのは…? おなじみの、楽しくてゆかいな日本民話です。
鈴木出版「にんじんと ごぼうと だいこん」
こちらもリズムがいい文章で楽しめます。
絵もハッキリ分かりやすくカワイイので、幼児にもぴったり。
そしてこのお話では、最初からみんな黒いんです。
タイトルの順番も違うし、いろいろ違いがあって楽しいですよね。
だいこんとにんじんとごぼう
再話・絵 つるたようこ
アスラン書房
2004年11月発刊
対象年齢:3歳~
昔、大根とにんじんとごぼうの色は、白かったんですと。あるときから、にんじんは赤くごぼうは黒くなったんですと。なんともおかしくておつかれさまのお話。軽妙なタッチで描かれた野菜たちの表情が秀逸。
アスラン書房「だいこんとにんじんとごぼう」
こちらはお風呂には入らないお話!
こんなパターンもあるんだ!と楽しく読めます。
つるたさんの絵も野菜たちの表情が楽しくて素敵。
でも残念ながらこちらは今買えないみたいなので、中古か図書館でチェックしてみてください。
にんじん だいこん ごぼう の魅力は?
昔話は、長く語り継がれているだけあってお話に子どもたちを引き込む力があります。
このお話も、子どもたちがだいすきな繰り返しと、ちょっとした違い。
そして身近な野菜たちが主人公なのもいいですよね。
お風呂って、子どもたちも好き嫌いあるじゃないですか。
きっとにんじんさんかだいこんさんかごぼうさん、誰かには感情移入できちゃうと思うんです。
ぐいぐい物語に引き込まれている子どもたちが見られますよ。
そうだったんだ!なんて納得している子どもたちの可愛さが愛おしいです。
我が家の子どもたちの反応は?
(長女)
こども園で劇したときは「にんじんとごぼうとだいこん」を読んだよ!
だいこんさんの役でしたね。
確か2歳の時。幼児にも分かりやすいお話で劇にしやすいんですかね。
わたしもお風呂キライだから、ゴボウさんと同じだなーって思ってた
ほんとお風呂ギライで困りました。だいこんさんみたいに綺麗にしよーって声掛けもしてたなあ。
(長男)
ぼくはゴボウさん役したよ!このお話楽しくてすき!
年の差があるので同じこども園でもネタがかぶるのはあるあるですね。でも違う演出でした!色々変えられるのもいいですよね。
にんじんだいこんごぼう が気に入ったお子さんにはこの絵本も!
『おおきなかぶ』― 福音館書店
幼少期の昔話といえばコレ。繰り返しが楽しいので幼児も食いつきますよね!
『だいこんどのむかし』― ほるぷ出版
だいこんの顔がなんかすき!
だいこんが主役、こちらの昔話も楽しく読めつつ教訓もあります。
昔話はやっぱりおもしろい!!
今日の絵本おさらい
にんじんだいこんごぼう 作・植垣歩子
福音館書店 2014年1月発刊 対象年齢:2歳~
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
(次女)
このぐらいのときに私たちが好きだった絵本はこっち!
(長女)
日本の定番昔話絵本はこちらにまとめました!
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