
日本にパンダが何頭いるか、知ってますか?
2025年4月、和歌山県にあるアドベンチャーワールドにいるパンダ4頭がすべて中国へ返還されることが分かりました。
そのニュースに衝撃を受けたパンダ好きの子も多いのでは?
日本ではパンダが見られなくなってしまう日も近いかもしれませんね…。
こちらの絵本ではたくさんのパンダがくつろいでいる姿を見ることができます。
貴重な写真絵本でかわいいパンダを存分に堪能してください。
そして、パンダ外交と呼ばれる背景についても少し学んでみましょう!
・パンダ好きなお子さんがいる
・人とかぶらないプレゼント用絵本を探している
・パンダがいる動物園へ行く予定がある
・パンダを中国に返す理由が気になる
10ぱんだ の基本データ

10ぱんだ のあらすじは?
「らくらくきのぼり1ぱんだ」……。簡潔でリズム感あふれる岩合日出子の文に導かれて、ページをめくるごとに、動物写真家・岩合光昭が撮ったかわいいパンダが登場します。この絵本を手にした読者は、ページいっぱいのパンダの写真に思わずさわって、1、2、3……とパンダの数を数え、時間をわすれて楽しむことでしょう。
福音館書店「10ぱんだ」
10ぱんだ の魅力は?
とにかく写真がかわいくてかわいくて!
増えるたびに数を数えて悶えちゃう、そんな絵本です。数が少ない前半は、しぐさや表情が魅力的。
とにかくパンダがますますだいすきになっちゃう1冊です。
対象年齢が2歳からになってますが、我が家では1歳でも写真を指して興奮して手放さなかったほどお気に入りでした。
10ぱんだ の作者はだれ?
作者は世界ネコ歩きで有名な岩合光昭さんと日出子さんのご夫婦。
ご夫婦で一つの作品を作るなんて素敵ですよね。
写真を担当されたのはご主人の動物写真家・光昭さん。
日本人写真家として初めて、あの『ナショナルジオグラフィック』の表紙を二度も飾られた方です。
NHK BSプレミアムでは『岩合光昭の世界ネコ歩き』という番組も放送されるほど、猫のお写真で人気ですね。
文を担当されたのが奥様の日出子さん
光昭さんの海外取材にも同行し、娘さんを含めた一家でオーストラリア全土を走破されるなど、まさにお似合いのパートナーです。
光昭さんのお写真が素晴らしいのはもちろん、奥様のリズム感ある文も素晴らしい。
何度も声に出したくなっちゃいます。

貴重な写真を惜しげもなく使ってくださることにも感謝!
我が家の子どもたちに読み聞かせた反応は?

4ぱんだがいい!
もこもこが可愛すぎるよー!

ぜーんぶカワイイけど、ごはん食べてる9ぱんだ!

2ぱんだ!同じかっこうがかわいい!
もれなく全員ハマりました!
そして実際にパンダを見に動物園へ行くというコースまで3人分やりましたw
このパンダたちはどこにいる?
この絵本に登場するのは、「中国パンダ保護研究センター」で保護飼育されている、「パンダ幼稚園」の子どもたちです。
さすが中国、パンダ大国!
こんなに多くのパンダを一度に見ようと思ったら、やはり本場まで行かなきゃ無理なんですね。
知ってる? 日本でパンダが見られる動物園!
この絵本を読むと、どーしてもパンダに会いたくなっちゃう!
だけど中国ならともかく、日本でパンダに会いたくなったらどうすればいい?
アドベンチャーワールドにいる4頭は2025年6月に返還されてしまうので、日本でパンダに会えるのは上野動物園ただ1カ所となってしまいます…
下記はこの記事を最初に書いた2023年11月当時の情報ですが、あまりの変化に驚くとともに悲しみも大きいですね。

アドベンチャーワールドの4頭は返還が決まり、王子動物園のタンタンは2024年3月に亡くなってしまったので、現在は上野動物園のみとなっています。
今後、日本でパンダは見られなくなる?
2025年4月、和歌山県アドベンチャーワールドで飼育しているジャイアントパンダ4頭が6月に中国へ返還されることが決まりました。
もともと、ジャイアントパンダは中国の国宝。
その国宝を繁殖研究といった名目で貸し出してもらっていたんですね。
ちなみに貸し出しなので、上野動物園のパンダは10年で1億円以上のレンタル料金を払っています。
また、パンダを貸してもらうために中国へ様々な便宜を図ってもいます。
上野動物園には4頭のジャイアントパンダがいましたが、リーリーとシンシンは2024年9月に中国へ返還されました。
さらに、その上野動物園で生まれた2頭のパンダも2026年2月に返還が決まっています。
レンタル料金を払い、自分たちで世話をして研究をして繁殖に成功しても結局は返還をしなくてはならない、しかも中国と自国との関係によって振り回される――
残念ながら、日本や世界のパンダたちはこんな状況に置かれているのです。
いわゆる「パンダ外交」と呼ばれているものです。

来年には日本にいるパンダはゼロになります。
この後また中国へお願いして貸し出してもらうのか…
慎重に考える必要がありそうですね
ちなみに、アドベンチャーワールドのパンダたちが突然返還されることになった背景にはこのパンダを誘致した地元政治家の引退が関係していると言われています。
彼が引退となれば用済みとばかりにパンダを引き上げることを決めた中国。
パンダをここに借り受けるために彼はどんな便宜を図っていたのでしょう…
こんなにかわいい見た目ですが、パンダがいる場所には政治ががっつり絡んでいるんですね…

小中学生には、こんなところからも学習のきっかけになるかもしれませんね!
10ぱんだ が気に入ったお子さんにはこの絵本も!
『10ねこ』

岩合さんのネコ!
可愛くないわけがありません!
『いるいる だあれ』

シルエットクイズみたいでたのしいよ!
他にもおすすめの動物写真絵本といえば
写真絵本はリアルな生き物の生態を楽しむのにもぴったり!
0歳~2歳におすすめの生き物写真絵本を紹介します。
今日の絵本おさらい
今日紹介した絵本はこちら。


0歳から楽しめる絵本、我が家が買って良かった絵本をまとめてみました!

たまには読み聞かせ動画も楽しいよ!
コメント