谷川俊太郎の人気絵本ランキング【レビュー件数順10選】

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マイタケ
マイタケ

数多くの絵本や翻訳絵本を手掛けている谷川俊太郎さんの人気作品って何でしょう?

詩人でもあり、翻訳家でもあり、作詞家、脚本家などあらゆる方面で活躍する多才な谷川俊太郎さん。「スイミー」などレオ・レオニ作品や、人気の「まるまるまるのほん」など数々の名作絵本の翻訳を手掛けています。

そして絵本の制作も多数!多くの方が思い浮かぶのは「もこ もこもこ」でしょうか。
他にも多くの人気絵本がありますよ。

こんな方にオススメ!

・谷川俊太郎さんのファン
・ファンまではいかないけど谷川さんの絵本は好き
・谷川さんの絵本が多すぎてどれを選んでいいか分からない

谷川俊太郎の絵本人気ランキング!

レビュー件数はAmazon・楽天ブックス・絵本ナビ・Honto・ブクログ・読書メーターの合計件数で計算しています。
今回のランキングには翻訳作品は含んでいません。
セット販売しているものは、セットについているレビューも含めています。
ボードブックがあるものは、ボードブックバージョンのレビューも含めています。
なるべく新しい数字で計算していますが、時差で誤差が出てしまうことはご了承ください。

1位 もこ もこもこ

4277 レビュー
  • 作 谷川俊太郎
  • 絵 元永定正
  • 文研出版
  • 1977年4月発刊
  • 対象年齢:0歳~

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

文研出版「もこ もこもこ」

谷川俊太郎の絵本でいちばん人気なのは『もこ もこもこ』です。
これはミリオンぶっくにもなっている、赤ちゃんが喜ぶ鉄板絵本!
納得の1位、安定の人気ですね。

イチゴ(次女)
イチゴ(次女)

わたしも大好きだったんだって!

2位 かないくん

1476 レビュー
  • 作 谷川俊太郎
  • 絵 松本大洋
  • 東京糸井重里事務所
  • 2014年1月発刊
  • 対象年齢:大人向け

ある日、ともだちのかないくんが学校を休んだ。
かないくんは親友じゃない。ふつうのともだち。
日常に訪れた、はじめての“死”。
死ぬって、ただここにいなくなるだけのこと?
詩人、谷川俊太郎が、一夜で綴り、
漫画家、松本大洋が、二年かけて描いた絵本。

Amazon「かないくん」商品説明より

谷川俊太郎の絵本人気ランキング、2位は『かないくん』でした。
これは大人が感想を語りたくなる絵本のようで、読書メーターやブクログでのレビュー数がとても多かったです。

確かに、死を扱う内容で大人の方が深く考えさせられるものです。
松本大洋さんは二年かけて描いたそうですが、余韻の残る素敵な絵でした。

子どもに勧めるなら高学年以上かな?と思います。

3位 へいわとせんそう

1227 レビュー
  • 文 谷川俊太郎
  • 絵 Noritake
  • ブロンズ新社
  • 2019年3月発刊
  • 対象年齢:6歳~

「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。同じ人やもの、場所を見開きごとに比べると違いが見えてくる。いま、子どもにも大人にも伝えたいメッセージ。

ブロンズ新社「へいわとせんそう」

谷川俊太郎のの人気絵本3位はまだ新しい『へいわとせんそう』でした!
こちらはAmazonで大人気でしたね。

一度見たら忘れられない印象的な表紙はイラストレーターのNoritakeさんによるもの。
中身も短い文章と分かりやすい絵でダイレクトに心を揺さぶられる気がしました。

戦争について扱った谷川さんの絵本はいくつかありますが、個人的にはこの作品がいちばん響きました。

戦争について考えさせられる谷川さんの絵本

4位 これはのみのぴこ

1075 レビュー
  • 作 谷川俊太郎
  • 絵 和田誠
  • サンリード
  • 1979年発刊
  • 対象年齢:2歳~

これはのみのぴこにはじまるみごとな言葉あそび。人と物とをつないでゆくたのしい言葉のリズムとしゃれた絵の展開とで笑わせる人気絵本!

サンリード「これはのみのぴこ」

ロングセラーの人気絵本『これはのみのぴこ』が4位でした!

これは読み聞かせ泣かせの絵本!
でも読み聞かせに詰まってもそれはそれで楽しいからいいんです。

仕組みが分かるとページをめくるたびに子どもたちは期待に満ちた目をしてきます。
もちろん、わたしがどこで息切れするかの期待ですw

5位 生きる

803 レビュー
  • 詩 谷川俊太郎
  • 絵 岡本よしろう
  • 福音館書店
  • 2017年03月発刊
  • 対象年齢:10歳~

生きていること いま生きていること……とさまざまな人生の瞬間の情景を連ねる、谷川俊太郎の詩『生きる』が初めて絵本になりました。小学生のきょうだいと家族がすごすある夏の一日を描き、私たちが生きるいまをとらえます。足元のアリをじっと見つめること、気ままに絵を描くこと、夕暮れの町で母と買い物をすること……。子どもたちがすごす何気ない日常のなかにこそ、生きていることのすべてがある、その事実がたちあがってきます。

福音館書店「生きる」

谷川俊太郎の人気絵本第5位は『生きる』です。

この詩は心に響きますよね。中学生が学校祭でこの詩を朗読していましたが、感動しました。

岡本よしろうさんの絵も何気ないシーンの切り取り方がとっても素敵なんです。
めっちゃグッとくるので、大人にもおすすめの絵本です!

6位 ともだち

733 レビュー
  • 文 谷川俊太郎
  • 絵 和田誠
  • 玉川大学出版部
  • 2002年11月発刊
  • 対象年齢:5歳~

「ともだちって かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと」―谷川俊太郎の珠玉の詩と,和田誠のほのぼのとしたイラストによる,幼児~小学校低学年向き絵本。よい友は一生の宝であり,生きて行くうえで友だちがいかに大切かということを,やさしいことばと楽しい絵により,幼児にもわかりやすく語りかける。

Amazon「ともだち」商品説明より

谷川俊太郎の人気絵本ランキング、第6位は『ともだち』です。
この詩も心に刺さるフレーズがざくざくあります。
いつも一緒にいる友達という存在を改めて意識して、ありがたく思えます。

20年以上前の絵本なので、ちょっと首を傾げたくなる箇所もあるにはあるのですが、それ以上に刺さる言葉の方が多いです。
和田さんの絵もシンプルゆえに想像の余地があってとてもいいです。

7位 しんでくれた

597 レビュー
  • 詩 谷川俊太郎
  • 絵 塚本やすし
  • 佼成出版社
  • 2014年04月発刊
  • 対象年齢:3歳~

谷川俊太郎氏の詩が絵本になりました。 心に深くとどく言葉と、力強い絵で「命をいただく」ことの意味を伝えます。
声に出して読めば、生きる力が湧く一冊です。

Amazon「しんでくれた」商品説明より

谷川俊太郎の人気絵本ランキング第7位は『しんでくれた』です。
これも考えさせられる内容、食育に関する絵本です。
おいしそうなハンバーグと「しんでくれた」というタイトルの表紙が刺さりますよね。

私たちが生きていく以上避けられない、動物たちの死。
塚本やすしさんのダイナミックな絵とともに心を揺さぶってきます。
いのちをいただくことの有難さが染みます。

8位 あな

595 レビュー
  • 作 谷川俊太郎
  • 画 和田誠
  • 福音館書店
  • 1983年03月発刊
  • 対象年齢:4歳~

日曜日の朝、何もすることがなかったので、ひろしは穴を掘り始めます。途中、おかあさんやいもうとのゆきこ、となりのしゅうじくんやおとうさんがやってきて、いろいろなことを言います。でも、ひろしはただ穴を掘り続けます。あなの中に座り込むと、静かで、土はいいにおいがしました。ひろしは思います。「これはぼくのあなだ」。穴から見上げる空はいつもよりもっと青く、高く思えました。そして、穴から出たひろしは……。

福音館書店「あな」

谷川俊太郎の人気絵本ランキング第8位は『あな』です。
よくよく考えると、何であな掘ってるの?とは思うのですが、子どもにとっては共感できるものがあるようです。

ただひたすらあなを掘って、そして満足してまた埋めていく。
あなじゃなくても、子どもって物凄い集中力で何かをしていることがあります。きっとその辺りが共感できるのかもしれませんね。

ロングセラーの長く読み継がれてきた絵本です。

9位 あけるな

592 レビュー
  • 作 谷川俊太郎
  • 絵 安野光雅
  • 復刊ドットコム
  • 2006年発刊
  • 対象年齢:4歳~

「あけるな」と書かれた扉が描かれたページをめくっていくと、綺麗で不思議な世界が予想外に広がっていきます。ただ美しいだけでなく、ちょっと怖い感じもまた魅力。
ラストの意外性には心が洗われます

復刊ドットコム「あけるな」

谷川俊太郎の人気絵本第9位は『あけるな』でした!
これはいわゆる参加型の作品ですね。あけるなと言われると開けたくなっちゃう、そんな心理を突いてきます。

最後は結局どうなった?考えようによっては何だか怖い終わり方です。
現在は入手困難のようなので、図書館などで探してみてください。

10位 ぼく(闇は光の母3)

573 レビュー
  • 作 谷川俊太郎
  • 絵 合田里美
  • 岩崎書店
  • 2022年01月発刊
  • 対象年齢:大人向け

「ぼくはしんだ じぶんでしんだ」
90歳を迎える詩人・谷川俊太郎が「自死」を想い、言葉をつむいだ絵本。新進気鋭のイラストレーター・合田里美が美しい日常風景で彩る。

岩崎書店「ぼく」

谷川俊太郎の人気絵本ランキング、第10位は『ぼく』です。
これは「闇は光の母」という、より深く死を見つめることで、より良く生きる道を探る絵本シリーズのうちのひとつです。

子どもの自死というかなりショッキングなテーマを扱っています。
このランキングに載せるかも迷ったくらい、子どもに読ませるべきかどうか悩む絵本です。

わたしなら自ら手渡したり読み聞かせはしないですが、Amazonではレビュー数も多く人気のようでした。賛否両論ある、読んだ後一言いいたくなるタイプの作品なのかもしれません。

谷川俊太郎さんについて

言わずもがな、日本を代表する詩人のお一人。
現在92歳というご高齢ですが、2024年現在も精力的に活動されています。

詩作はもちろんのこと、絵本、作詞、翻訳、脚本、編纂など、言葉に関するお仕事は網羅しているのでは?と思うほど作品数が多いです。
作詞では「鉄腕アトム」が有名でしょうか。校歌や社歌など、数えきれないほどの作詞を手掛けておられます。

翻訳絵本のラインナップもすごい!

谷川さんが手掛けた翻訳絵本は数もタイトルもスゴイんです。
まずは『スイミー』に代表されるレオ・レオニ作品たち。

『いつもちこくのおとこのこ: ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』などジョン・バーニンガムの作品たち。

スヌーピー作品の翻訳も谷川さんによるもの。

他にも人気の絵本たちがずらり。

個人的におすすめなのはこのへん。

谷川さんは2024年11月13日、老衰のため92歳でご逝去されました。子どもたちだけでなく大人へもたくさんの素敵な言葉、作品を遺してくださったことに感謝するとともに、謹んで哀悼の意を捧げます。ご冥福をお祈り申し上げます。

マイタケ
マイタケ

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