アメリカのロングセラー人気絵本【コールデコット賞】受賞作品一覧④

この記事はアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

2020年以降のコールデコット受賞作品一覧

2020年 『The Undefeated』

文 Kwame Alexander
絵 Kadir Nelson
対象年齢:6歳~

いわゆる黒人差別と闘ってきた偉人達の話

キング牧師、モハメド・アリ、マイケル・ジョーダンあたりは日本でも有名な方々ですね。

そんなアフリカ系アメリカ人たちの差別に負けない不屈の功績を称える詩的な文章と力強い絵。

残念ながら日本語版は未刊行です。

2021年 『We Are Water Protectors』

文 Carole Lindstrom
絵 Michaela Goade
対象年齢:6歳~

アメリカ先住民の抗議運動をもとにかかれたお話

受賞作品を見ていると、時代の流れを感じます。

こちらは公共工事へ対する先住民の抗議活動をもとにしたフィクションですが、水の大切さや環境を守ることも考えさせられる内容です。

絵も色彩が美しく、神秘的な感じがあります。

今のところ日本語版は未刊行ですが、内容的にもそのうち出てくれるような気がしています。

オナーブックは『アレッポのキャットマン』

文 アイリーン・レイサム、カリーム・シャムシ・バシャ
絵 清水裕子
訳 安田菜津紀
あかね書房
2021年5月発刊
対象年齢:10歳~

実話をもとに描かれた日本人イラストレーターのオナー受賞作品

多くの難民を生んだシリアの街・アレッポ。

そこで残された猫たちを保護する活動をしていた救急隊員・アラーさんの実話です。

彼らの保護活動はトルコ・シリアの大地震を含め、今もなお継続して行われています。

こちらの作品でオナーを受賞した清水裕子さんはニューヨーク在住の日本人イラストレーターです。

2022年 『Watercress』

文 Andrea Wang
絵 Jason Chin
対象年齢:6歳~

中国系移民の著者の自伝的作品

ノスタルジックな表紙が目を引くこの作品は「クレソン」。

道端のクレソンを摘む両親に「どうして食料品店で買わないのか」と恥じる女の子。

大人になってからこそ気付くものもありますよね…

移民の生活の厳しさと、今のありがたみを感じられるお話です。

2023年 『ホットドッグ』

作・絵 ダグ・サラティ
訳 矢野顕子
Gakken
2023年7月発刊
対象年齢:5歳~

うだるような暑さで読みたい絵本

都会の暑さ、アスファルトの暑さでおちおち散歩もできない犬…

ここ数年の異常な暑さではより一層共感できてしまいます。

わたしもこんなふうに過ごしてみたーい!

夏にぴったりの絵本です。

2024年 『Big』

作 Vashti Harrison
対象年齢:4歳~

大きな女の子が大きすぎる女の子になったとき

幼くて許されていたことが、あるとき突然許されなくなること。

周りから言われた言葉が心に突き刺さった経験がある方は、きっと共感するでしょう。

自分らしく生きる、言葉より難しいことを素敵な絵と物語で表しています。

マイタケ
マイタケ

以上、4回にわたってすべての受賞作品を紹介してきました!
振り返りたい方はこちらからどうぞ。

ラテ(長女)
ラテ(長女)

コールデコット賞そのものをおさらいしたい方はこちら!

コメント

タイトルとURLをコピーしました