
ナイフが主役の絵本? 面白いの?
って言っていたポテトがドはまりした絵本、ナイフが描かれたシンプルな表紙の『ふしぎなナイフ』。
これは子どもたちに大人気の作品のひとつです。
言葉に合わせて形を変えていくナイフから目が離せない!
子どもたちを惹きつけて止まない、想像力を刺激される絵本です。

これも我が家の子どもたちお気に入り絵本のひとつです!
・『ふしぎなナイフ』がどんな絵本なのか気になる
・子どもの想像力を刺激してくれる絵本を探している

『ふしぎなナイフ』の基本情報
ふしぎなナイフ のあらすじは?
洋食に使うふつうのナイフが1本。このナイフはふしぎなことに、曲がる。捻れる。折れる。割れる。溶ける。切れる。ほどける。ちぎれる。散らばる。こんどは、伸びて、縮んで、膨らんで……最後に破裂! ページをめくるごとに、現実にはありえないはずのナイフの変形した姿が、スーパーリアリズムで描かれ、不思議な絵本の世界が展開します。
福音館書店「ふしぎなナイフ」
ふしぎなナイフ の魅力は?
発想がとにかく楽しい。
身近にあるものが、あり得ない姿になるのって楽しいんですよね。
とにかく子どもの食いつきがスゴイ!
末っ子は一時期、毎日の読み聞かせにずーっとこれを選んでいました。
リアルな描写が、ほんとにこうなっちゃうかも!?と思わせます。
また最後の破裂に音がないところもいい!
きっと子どもたちがそれぞれ、色んな最後を想像していますよね。
ふしぎなナイフ の作者はだれ?
作者としてお名前のある3名は、皆さんもともとは本業が絵本作家ではありません。
中村牧江さんはコピーライターとして広告業界での受賞歴もある方です。
林健造さんはグラフィックデザイナー、福田隆義さんはイラストレーターとしてそれぞれ様々な受賞歴があり、活躍されています。
3名での作品はこれのみですが、中村さんと林さんはお二人での作品が他にもいくつかあります。
実はこのお二人はご夫婦なんですよ!

絵本業界、結構ご夫婦で作品作りをされている方が多いのです。
ふしぎなナイフ はどうやって生まれた?
元々広告業界で活動されていた3人。
林さんは絵本を作りたいという思いを持たれていたそうです。
そして常々、ナイフの造形に惹かれるとお話しされていたそうです。
それを中村さんがナイフの絵本にしようと思いつき、ブラッシュアップされました。
林さんはグラフィックデザイナーなので絵もお描きになりますが、この絵本に合うリアルな絵を描く自信はなかったそうで、広告業界でリアルな絵を描くとして知られていた福田さんに依頼されたそうです。
ご夫婦での他の作品を見ると分かりますが、お二人はもっとポップで可愛らしい絵が得意のようですね。
出版社に「ナイフは危険」だと断られた
ナイフが題材の絵本なんてそれまでなかったせいで、最初は出版を断られ続けていたそうです。
その時に「ナイフなんて危険」だと。
言葉が少なくて、買って損したと思われるだろうとも。
それでもめげずに出版社を探し続けてくれたお二人に感謝ですね!
我が家の子どもたちの反応は?
この作品は本当に我が家の3人お気に入りのひとつ!
特に末っ子のポテトは5歳になった今もたまに広げて読んでいます。

ポテトがめっちゃ読んでた記憶。
読み聞かせるのも楽しい。
ラテはよく読み聞かせてくれていました。

伸びたり縮んだりが楽しい。
あり得ない。
わたしは“ほどける“がすきです。

めっちゃすき。
最後がすきだけどぜんぶすき。
君はほんとにほんとに超絶お気に入りでしたよ。
毎日毎日読んだ日々を忘れません。
ふしぎなナイフ が気に入ったお子さんにはこの絵本も!
『ありさん どうぞ』―大日本図書

中村さんと林さんご夫婦の作品。
ポップなイラストとカラーがかわいい!
アリを観察したくなります。
『かえるがみえる』― こぐま社

“~る”って言葉がこんなにあるんだ!
ちょっと難しい言葉もあったけど、絵が面白いよ!
今日の絵本おさらい
ふしぎなナイフ 作・中村牧江、林健造 絵・福田隆義
福音館書店 1997年02月05日発刊 対象年齢:3歳~

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