幼かった我が子に思いを馳せる時に読む絵本/マイタケの絵本レシピ1

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マイタケの絵本レシピ1

ふとした瞬間に読みたくなる大人向け絵本をマイタケのレシピとして紹介しています。
あなたのお口にも合いますように。

幼かった我が子に思いを馳せる時に読みたい絵本

マイタケ
マイタケ

何となく、小さかった我が子を思い出してしんみりしちゃう時ってありますよね?

子どもの成長ってはやいですよね。

ふと気が付くと、大きくたくましくなっている。

いつの間にか自分でできることが増え、親の手から離れている。

そう気付いたとき、うれしいのはもちろんですが、やっぱりどこか寂しくもなります。

あんなに小さかったのに…そう思いながらスマホの写真フォルダーを漁ったりして。

もう二度と戻らない、大変だったけど輝いていたあのころに思いを馳せます。

そんな気持ちにぴったりな絵本がこちら。

『あんなに あんなに』

あんなに あんなに
作・ヨシタケシンスケ
ポプラ社
2021年06月16日発刊

泣いちゃう!とSNSでも評判になった話題作

今の日本を代表する大人気絵本作家、ヨシタケシンスケさんの大人向け絵本。

子どもに読み聞かせる絵本ではなく、親のわたしたちがこっそり読みたい絵本です。

この記事を書きながら、内容を反芻するだけでグッときて泣いちゃいそうなくらい胸にきます。


最初はごくありきたりな「あんなに」から始まります。

くすくす笑えるいつものヨシタケシンスケ節。

子どもをよく見ているヨシタケさんだからこその、優しくもあたたかく面白がる目線で描かれた子どもの“あるある”に頷くばかり。

だけど、ページをめくっていくごとに成長していく子どもの姿が、もう戻らないあの頃として心に突き刺さってくるのです。

母として共感できる目線

わたし、ヨシタケさんの描くお母さんがとてもすきなんです。

立派なお母さんではないところがリアルだし、どこか冷めているようでちゃんと子どもを見守り、受け止めている。

ここに描かれているお母さんもそう。

ずっと子どもを見守り、受け止めてきたお母さんの手から離れていく子どもが淡々と描かれている

年月の経過を感じる残酷さも楽しく消化しつつ、淡々と。

だからこそ、わたしだけの思い出とともにこみ上げる思いがあふれ出すのかもしれません。

絵本を読んでもらっている赤ちゃん
もう戻れないあの頃と、今

子育てはとても大変です。

わたしも、自分の時間が欲しくて泣きたくなることもあります。

3人からの「ママ!」攻撃に逃げたくなることも多々あります。

だけどあとほんの数年先には、どんなに願ってもこんなふうにまとわりついてくることはないでしょう。

そしてきっとそのころのわたしは、今のわたしが過ごしているこの時間に戻りたいと願うに違いありません。

そう思うと、今この瞬間もかけがえのない愛おしいものだと感じます。

大変なときは力を抜きながら、でも今の瞬間を大切に噛みしめながら。

過ぎ去ればあっという間だったなと思うはずの時間を過ごしていきたい。

子育て中の今はもちろん、子育てが終わってからも定期的に読み続けたい絵本です。

あなたも、こっそり読んでみてください

ポプラ社さんのチャンネルで、この絵本が全文公開されています。
なんて太っ腹!!ありがとうございます!!

わたしは泣いちゃうので、夜にこっそり見てます。

アニメーションで見ると独特の間にこれまたグッときちゃうんですよ…

ちょっとしんみりしたい夜に、ぜひ!

今日のレシピおさらい

幼かった我が子に思いを馳せたい時に読む絵本
『あんなに あんなに』 ヨシタケシンスケ作 ポプラ社

マイタケ
マイタケ

ここまで読んでいただいてありがとうございました!
あなたのお口に合う1冊でしたら幸いです。

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