かがくいひろしさんのおすすめ絵本10冊!【マイベスト10】

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マイタケ
マイタケ

『だるまさん』シリーズでおなじみ、かがくいひろしさんの作家活動年数はご存知ですか?

かがくいさんが絵本作家として活動していた年数は、わずか4年!
その間に残した16作品は、どれも素敵な作品ばかりです。

今回のマイベスト10はそんなかがくいひろしさんバージョンです。

こんな方にオススメ!

・かがくいひろしさんのファン
・『だるまさんシリーズ』を読みきかせてきた人
・かがくいさんの全作品が知りたい

かがくいひろしおすすめ絵本【0歳1歳2歳】赤ちゃん向け

1.だるまさんが

  • ブロンズ新社
  • 2008年1月発刊
  • 対象年齢:0歳~

「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると……あらら、びっくり! 大わらい! さて、おつぎは……? 0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたびわらいの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな「だるまさん」シリーズ第1弾です。

ブロンズ新社「だるまさんが」

かがくいさんといえば、の定番絵本ですね。
このシリーズ抜きには語れないくらいの代表作であり、皆さん読んでると思うので言うこともありませんw
「だるまさんの」「だるまさんと」も含め、それぞれお気に入りの1ページがあることでしょう。

読まずに来た?? それは勿体ない!!
赤ちゃんと一緒に読む楽しさをぜひ味わってください。

絵本ナビ限定のルートートだるまさんバージョン!

マザーズバッグでもお馴染みのルートート、絵本ナビにはだるまさんバージョンがあるんです。
図書館バッグやレッスンバッグとしても使いやすいサイズ。
何より、一面のだるまさんはもちろん裏側のポケットもかわいい~!!

2.おふとんかけたら

  • ブロンズ新社
  • 2009年10月発刊
  • 対象年齢:1歳~

たこさん、まめさん、ソフトクリームさんにトイレットペーパーさん……。ページをめくっておふとんかけたら、どんなねぞうになるのかな? 登場するみんなのゆかいなねぞうに、おやすみ前に親子でいっしょに大わらい。

ブロンズ新社「おふとんかけたら」

こちらも赤ちゃんにおすすめの楽しい作品。
おふとんをかけるという毎日何気なくしている行為も、かがくいさんの手にかかればとっても楽しい題材になっちゃいます!

登場人物も他にはない秀逸さ。
だって表紙の子はソフトクリームなんですよ!(餃子かと思ってた人挙手!)
ソフトクリームにおふとんかけたらどうなっちゃうの!?
ぜひ読んで確かめてみてくださいね。

3.おしくら・まんじゅう

  • ブロンズ新社
  • 2009年05月発刊
  • 対象年齢:2歳~

いたずら紅白まんじゅうが、あんな子からこんな子まで、おしくらまんじゅう。こんにゃく、なっとう、ゆうれいまで登場します。おされたみんなはどうなる~?! ページをひらいて ひゃあ びっくり!

ブロンズ新社「おしくら・まんじゅう」

今の子どもたちは、おしくらまんじゅうなんてやるんでしょうか?
我が家の末っ子に聞いてみたところ。

ポテト(長男)
ポテト(長男)

歌は知ってるけど、やったことはないと思う!

とのことでした!
歌は知ってるということは、こども園で小さい頃にやっていたのかもしれません。

知っていても知らなくても、この絵本は楽しいので問題ナシ!
押されてどうなっちゃうのか、ちょっぴりドキドキしながら楽しめる絵本です。

かがくいひろしおすすめ絵本【3歳4歳5歳】園児向け

4.なつのおとずれ

  • PHP研究所
  • 2008年5月発刊
  • 対象年齢:4歳~

気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えると…。梅雨明けから夏までを描いた絵本。

Amazon「なつのおとずれ」商品説明より

かがくいひろしさんの絵本、マイタケ的BESTはこの絵本です。
ほんとうに大好きな作品!

梅雨明けをみんなに知らせるべく立ち上がった太陽、そして誰かに呼ばれた気がするスイカやカブトムシなど夏にお馴染みの面々。
ユーモアたっぷりの表情で描かれた彼らがとる行動から目が離せない!

かがくいさんの絵って、温度も湿度も高いので夏の暑さにぴったりですよね。
あつーい夏が待ち遠しくなる、夏を思いっきり楽しみたくなる1冊です。

マイタケ
マイタケ

かがくいさんが残した原稿には「ふゆのおとずれ」という未完作品があるんです。
こちらも読んでみたかったですね…

5.もくもくやかん

  • 講談社
  • 2007年5月発刊
  • 対象年齢:3歳~

「いちについてー、いきますよー。」

かんかんでりの、ある日のこと。
やかん、ポット、じょうろ、きゅうすがあつまって……
さてさて、なにがおきるのかな?

Amazon「もくもくやかん」商品説明より

こちらも夏に読みたい絵本です。
暑さにうんざりしてきちゃった時にはコレ!!

何が起こるの!?とちょっぴりドキドキさせてくれる予想できない展開。
やかんさん達の頑張りは応援したくなっちゃうし、最後のシーンにもほっこり。
みんな笑顔になれる、素敵な1冊です。

6.おもちのきもち

  • 講談社
  • 2005年12月発刊
  • 対象年齢:3歳~

おもちだって、いろいろなやみがあるんです。

Amazon「おもちのきもち」商品説明より

こちらはかがくいさんの絵本作家デビュー作品です。
デビュー作とは思えない完成度の高さで、かがくいさんらしさに溢れています。

おもちの描写が秀逸すぎて笑っちゃう!
子どもウケも抜群、かがみもちを見るたびに走り出さないか心配しそうですw

岡田よしたかさんの人気作『うどんのうーやん』あたりが好きなお子さんには絶対オススメ!

7.ふしぎなでまえ

  • 講談社
  • 2008年1月発刊
  • 対象年齢:3歳~

こんなでまえがきたらどうする!?
ものぐさ者のじゃがさんとさつまさんのところに、ふしぎなでまえがやってきた!
かがくい ひろしのふしぎでおかしいお話

Amazon「ふしぎなでまえ」商品説明より

今の子どもたちにはUberと言った方がピンとくるのかもしれませんが、出前のお話です。
面倒なとき、病気などで辛いとき、自分で作れないものが食べたいとき、出前ってありがたいですよね。
でもでも、こんな出前が来ちゃったら…
子どもたちの素直な反応がとってもカワイイと思います!!

オチもくすっと笑える、こちらも本当に楽しい作品です。
表紙裏のおいしそうなあれこれも、子どもたちのお気に入り。

8.がまんのケーキ

  • 教育画劇
  • 2009年9月発刊
  • 対象年齢:4歳~

け、けろこさん、ぼくたちまけそうです…こいたろうくんかめぞうさんはけろこさんをまつことができるのか!?はたして3にんのゆうじょうは!?かがくいひろしが贈る、人情・ユーモアてんこもり!絵本。

Amazon「がまんのケーキ」商品説明より

まず、鯉とカメとかえるとケーキという異色さに驚かされます。
おいしそうなケーキを食べたがる鯉とカメはなんだかシュールなのに、必死で我慢する姿が面白くて!
口が伸びちゃったり、首が伸びちゃったり、よだれもスゴイ…
もう食べちゃうの!?どうなの!?からの展開もとても良きです。

マシュマロ・テストを思い出させますが、自分のための我慢ではなく大切な誰かのための我慢ならもっと頑張れるのかもしれませんね。

マシュマロ・テストとは

スタンフォード大学の心理学者が1960年代に実施した、子ども時代の自制心と将来の社会的成果の関連性を調査した実験。目の前にあるマシュマロを15分我慢できたら2個目のマシュマロがもらえると言われて何もない部屋で1人我慢できるかどうかを実験、成長した後の能力差まで追跡調査したところ、マシュマロを我慢できた子どもの方が能力が高いと判明した。
→しかし現在では個人の我慢強さではなく、家庭環境の要因の方が将来の成功に対する影響は大きいと考えられている。

9.まくらのせんにん そこのあなたの巻

  • 佼成出版社
  • 2010年1月発刊
  • 対象年齢:4歳~

ぞうさんに、きりんさん、うさぎさんに、たこさんと、次々と謎の穴にはまってゆく動物たち。
「う~む。こうなったら、”そこのあなた”にたのむしかないな」と、自らも穴にはまった、まくらのせんにんさま。
”そこのあなた”って、誰のこと?! そして、その先には、驚きのしかけが……!

Amazon「まくらのせんにん そこのあなたのまき」商品説明より

かがくいさんの遺作となった作品がこちらです。
まくらのせんにんシリーズは「さんぽみちの巻」もほっこり楽しいお話ですが、子どもウケがいいのはこちら。
なんたってそこのあなたは、そこのあなたなんですもの。
一緒に参加できる参加型絵本なので、読み聞かせ会などでも盛り上がること間違いなし!!
どんなふうに参加するのか、ぜひ読んで確かめてみてくださいね。

10.はっきよい畑場所

  • 講談社
  • 2008年8月発刊
  • 対象年齢:4歳~

豊作御礼! 野菜たちの大相撲がはじまるよ おおずもう畑場所の千秋楽。たまね錦、なすび里、だいこの嵐……畑でとれた力士たちが大奮闘。結びの一番は両横綱の手に汗にぎるおおずもう。さて、軍配は!?

Amazon「はっきよい畑場所」商品説明より

相撲の絵本も、子どもたちの反応がいい題材のひとつだと思います。
こちらはお馴染みの野菜が立派な四股名になって相撲をとっています。
とりくみ表や土俵入りの違いなど、相撲ファンでも頷けるほど細かくこだわった仕上がり!
もちろん迫力ある絵と、くっすり笑えるオチは健在。
あー楽しかったね!で読み終わることができる絵本です。

かがくいひろしさんってどんな作家さん?

デビューは遅咲き、50歳!

かがくいひろしさんが絵本作家としてデビューしたのは、なんと50歳のときなんです。
それまでは特別支援教育の先生として教壇に立っていました。

障害をもつ生徒たちを何とか喜ばせたいという思いが、教材づくりへの熱い思いに繋がりました。
動くものへ興味を示す子が多いことから人形劇の制作を始め、そこから絵本の制作へと繋がります。

教員生活のかたわら、何度か新人賞に公募し、佳作を受賞したことはあったもののデビューには到らず。
50歳のときに講談社絵本新人賞を受賞し、ついに「おもちのきもち」でデビューされました。

絵本作家としての活動はわずか4年

50歳でデビューされたときも、変わらずに先生として勤務されていたかがくいさん。
1年に数冊という驚異的なペースで作品を刊行されながら2足のわらじ生活は多忙を極めたことと思います。

絵本作家として専業に活動していくことを決め、特別支援学校の教員を退職されてからわずか半年。
突然の痛みで救急搬送され、末期がんと告げられた2日後、すい臓がんのため54歳の若さでお亡くなりになりました。

マイタケ
マイタケ

突然の悲報に驚かされました…
まだまだこれからという若さで、本当に残念でなりません。

かがくいさんの奥様である加岳井久美子さんがインタビューに答えています。
そのあたたかなお人柄と、奥様の愛情あふれた言葉が胸を打ちます。

今までとこれからの読者へのメッセージ、ぜひ読んでみてください。

他にはどんな作品があるの?

かがくいさんが残した作品、残り6作品もまとめてご紹介します。
もちろんどれも面白くて楽しい!
絶版になることなく読み継がれている、ハズレなしの作品たちです。

だるまさんの・だるまさんと

大人気「だるまさん」シリーズの2冊ですね。
どちらも本当に楽しくて、赤ちゃんの反応も微笑ましいです。

ちなみに、かがくいさんの遺稿には「だるまさんがたべた」「だるまさんがころころ」など次のシリーズ作品と思われるものがあります。
もう新作として読めないのが本当に残念ですね。

おむすびさんちのたうえのひ

お米や太陽への感謝をしたくなる、食育としてもおすすめの作品です。
かがくいさんならではのユーモアとあたたかみのある絵が最高です!

こちらの絵本は下記の記事でも扱っています。

みみかきめいじん

まさかのひょうたん、ひょ・うーたんせんせいが主役です。
ひょうたん×みみかきなんて、かがくいさんにしか思いつけない意外過ぎる題材ですよね。
ぜひぜひ、12月に読むことをおすすめします!

まくらのせんにん さんぽみちの巻

まくらのせんにんシリーズの1作目です。
まくらのせんにんのおともは、かけぶとんとしきぶとん。
困りごとを相談されて解決していくのですが、思いもよらぬ展開が待っています。
読み聞かせしながら笑っちゃうので注意!

うめじいのたんじょうび

こちらはデビュー前に公募され、佳作を受賞していた作品です。
生前に出版されることはありませんでしたが、かがくいさんのデビュー10周年を記念して刊行されました。

当時はかがくいさんの新作が出る!!とかなり嬉しかったことを覚えています。
刊行にあたって編集者さんと奥様へのインタビュー(絵本ナビ)は必見です!!

マイタケ
マイタケ

周囲に愛されているお人柄、そしてまさにこれから様々な絵本を生み出していくところだったことを思うと胸がいっぱいになってしまいます…

かがくいひろしの世界

こちらは「日本中の子どもたちを笑顔にした 絵本作家 かがくいひろしの世界展」公式図録です。
かがくいさんの制作にまつわる貴重なアレコレを見ることができますよ。

ラテ(長女)
ラテ(長女)

かこさとしさんのママ的BEST10も見てみて!

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