
どうせできないし…やりたくないなあ
子どものこんな言葉、聞いたことある方も少なくないはず。
「もっと自分を好きになってほしい」
「失敗しても大丈夫って思える子になってほしい」
そう感じている親御さんも多いと思います。
幼児期の自己肯定感は、特別な教育よりも毎日の小さな安心感の積み重ねから育つと言われています。

安心感の積み重ねにおすすめな方法のひとつが、寝る前の読み聞かせです。
たった5分でも、大好きなパパ・ママが自分のためだけに絵本を読んでくれる時間は、お子さんが自分は大切にされていると感じられるものです。
この記事では、
・読み聞かせが自己肯定感につながる理由
・やりがちなNG例
・自信を育てやすい絵本の特徴とおすすめ絵本
を紹介していきます。
なぜ読み聞かせは、自己肯定感につながるの?
自分のためだけの時間が、安心感になる
小さい子どもにとって、親とゆっくり過ごす時間はそれだけで特別です。
特に寝る前は、気持ちが落ち着くタイミング。
その時間に絵本を読んでもらうことで、子どもは自然と自分は大切にされていると感じやすくなります。
でも正直、夜なんて毎日ヘトヘトで、早く寝てくれ…!と白目を剥きそうになる日もありますよね。
それでも寝る前の5分だけは、布団の中でくっついて絵本を開く。
それだけで、さっきまでイライラしていた自分の気持ちも子どもの機嫌も、不思議と落ち着くこともあります。
絵本は気持ちを知る練習にもなる
絵本の中には、悲しくなる場面や失敗して落ち込む場面、嬉しくて笑う場面がたくさん出てきます。
子どもは主人公に気持ちを重ねながら、少しずつ感情を理解していきます。
まだ自分の気持ちをうまく言葉にできない年齢でも、「かなしかったね」「うれしかったね」と一緒に感じてもらうことで、自分の感情を受け止めてもらう経験になっていきます。
気持ちを否定されずに育つことで、少しずつ自分の考えや気持ちを出しやすくなります。
小さな成功体験の積み重ねにもなる
絵本を最後まで聞けた、自分でページをめくれた、お気に入りのセリフを覚えた…
大人から見ると小さなことでも、子どもにとっては立派な成功体験です。
「できた」「わかった」「もう1回読みたい」
そんな感覚の積み重ねが自信の土台になっていきます。
実は逆効果になることも。やりがちな読み聞かせNG例
「ちゃんと聞いて!」と注意しすぎてしまう
せっかく読んでいるのに聞いてくれないと、つい「ちゃんと聞いて!」と言いたくなることもありますよね。
でも、小さい子どもにとって大切なのは、静かに最後まで聞くことより、絵本の時間を楽しいと思えることです。
反応しながら聞いたり、話が脱線したりするのも、その子なりに楽しんでいる証拠だったりします。
感想を無理に聞き出してしまう
読み終わったあとに「どう思った?」「何が面白かった?」と聞いても、うまく答えられないことがあります。
子どもは大人みたいに気持ちを整理して話すのがまだ難しいもの。
何も話さなくても、ちゃんと心の中で感じています。
読み終わったあとにくっついていたり自分でもう一度ページをめくっていたり、そんな反応だけでも十分です。
教育っぽくなりすぎる
絵本を読み終え、「この子みたいに頑張ろうね」「ちゃんと挨拶しようね」なんて声掛けをしたことありませんか?
毎回学びを入れようとすると、子どもにとって絵本が少し窮屈な時間になることもあります。
まずは「おもしろかったね」「この場面かわいかったね」くらいの軽いやり取りで十分。
安心して楽しめる時間だからこそ、子どもは少しずつ自信を育てていけます。
自己肯定感が育ちやすい絵本の特徴とおすすめ作品
ここからは、子どもの自己肯定感を育む絵本を5つの特徴別に紹介します。
① 失敗しても受け入れられるストーリー
失敗したり困ったりしても大丈夫だよという安心感が伝わるお話。
うまくできなくても、周りと比べなくてもいいんだよということを自然と学べる絵本です。
0~2歳向け
失敗して痛い思いをしちゃうこぐまちゃんですが、その後どうすればいいのか工夫をこらします。
失敗しても自分で変えていけるということを教えてくれる1冊です。
3歳以上向け
色々なことに挑戦しても、失敗ばかりのカバくん。
それでも必要以上に落ち込まず「ぼちぼちいこか」と次を見据える姿に、こちらが励まされてしまいます。
その他おすすめ
お絵描きが苦手だった子が、先生の一言と行動で世界が変わっていくお話。
苦手なことも、大人の導きがあれば好きなこと、得意なことに変わっていくこともあります。
でもいいじゃないか、ちょっぴりなんだから。のところが本当に前向きで大好きです。
クスッと笑えて、失敗も苦手も自分だけじゃないと思える絵本です。
② 勇気を出して挑戦する主人公
少しだけ勇気を出したり一歩を踏み出したりする絵本は、読んだあとに前向きな気持ちが残りやすいです。
そんなお話を集めてみました!
0~2歳向け
大人は簡単な身の周りのことも、子どもにとっては大きな壁になることも。
出来なくて諦めちゃう気持ちにも共感できるけど、最後はやってみようかなと思える絵本です。
3歳以上向け
怖がりの子にはぜひ読んであげて欲しい1冊。
こちらが何も言わずとも、きっと色んなものを感じ取って勇気に変えてくれるお話です。
このドキドキはきっと時代が変わっても共感できるはず。
一歩踏み出す力をくれる1冊です。
その他おすすめ
お手伝いをしたいけど、実際にやってみると思い通りにできなくて失敗…あるあるですよね。
チャレンジしたい気持ちを尊重するお父さんのフォローも素敵な1冊です。
どんなに困難なことでも、どこかに必ず突破口があるはず。
そんな前向きな気持ちにさせてくれるお話です。
③ そのままでいいんだよと個性を認める
お友達はできるのにどうして私は…と比べてしまう気持ち、親としても分かるだけにつらいですよね。
そんな気持ちが芽生えたときに、今のままの自分を愛せるきっかけになってくれる絵本です。
0~2歳向け
見た目が変わっても大きくなっても、無条件の愛情を注がれるちびちび。
そんなちびちびを通して、お子さんにもきっと無条件の愛が伝わります。
3歳以上向け
コンプレックスも、見方を変えれば長所になることもある。
そんな希望がお話の中で自然と伝わる絵本です。
自分のええところって何だろう?と考えることは、子どもにもあるはず。
読み終わったあとは自分だけでなく他の人のええところも探してみたくなりますよ。
その他おすすめ
自分を愛せる自分がいちばん素敵なのかもしれません。
どんな自分にも素敵なところがあると思える絵本です。
これは母親のわたしの方にも刺さる絵本です。
ありのままを受け入れる大切さと難しさ、でも諦めずにこうありたいと思わされます。
④ ストレートな愛情表現を伝える
大きくなるにつれ、こちらも照れくさくて言えなくなってしまう大好きの気持ち。
絵本に代弁してもらったり、同じようにハグしたりして伝えてみましょう。
0~2歳向け
読み終わったあとはギューッとしたくなる、わたしもお気に入りの絵本です。
詳しいレビューはこちらから。
3歳以上向け
言葉としては照れくさくなってしまうかもしれないけれど、絵本の読み聞かせとしてなら伝えられる、ストレートなやさしい言葉。
絵も可愛らしくて、心があたたかくなります。
こちらも真っすぐな言葉が子どもの心にも響きます。
だいすきという気持ち、親は伝えているつもりでも、子どもには親が思うほど伝わっていないこともあるかもしれません。
読んだあとは思いっきり愛情表現をしたくなります。
その他おすすめ
やさしい絵と言葉が、子どもだけでなく読み聞かせている大人の心にも染みわたります。
日々イライラしちゃうこともありますが、ずっとこんなふうに思っているんだよということは伝え続けていきたいですね。
⑤ 子どもが自分ごととして入り込める
自分と同じくらいの年齢だったり似た環境の設定だったりすると、世界観にグッと引き込まれますよね。
自分が主人公になれる特別な体験は、心の支えになる記憶になると思います。
お子さんと同じ名前の登場人物が出てくる絵本
嬉しそうな反応が分かりやすいのが、同じ名前の子が出てくる絵本です。
こちらでは登場人物の名前から探せるようになっているので、一度お子さんの名前がないか探してみてくださいね!
同じ名前がないときは、いっそのことオリジナル絵本を作ってみるのもおすすめ。
自分が主人公になった絵本は、きっと特別な宝物になります。
名入れ絵本・パーソナライズ絵本はいろいろサービスがあるので、こちらで比較してみてください。
日々の積み重ねが自信に繋がります
自己肯定感は特別なことをして育つものというより、毎日の中で少しずつ積み重なっていくものです。
寝る前に絵本を読む時間も、そのひとつ。
上手に読もうとしなくても、毎日続けられなくても大丈夫です。
子どもにとっては、自分のために一緒に過ごしてくれた時間がちゃんと心に残っています。
まずは親子で楽しめる1冊を見つけるところから、気軽に始めてみてください。

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