
かこさとしさんの『かわ』が教科書で紹介されてたよ!
かこさとしさんは600冊以上の絵本を遺されましたが、その中には自然や生き物、宇宙、からだ、ものづくりなど、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」を育ててくれる科学絵本がたくさんあります。
国語の教科書だけでなく、社会科や生活、家庭科や保健などの教科書にもおすすめ図書として掲載されている、かこさんの科学絵本。
今回はそんなかこさとしさんの科学絵本をテーマ別にまとめてみました!
幼児から楽しめる作品から、小学生の理科・社会の自主学習に役立つ作品、自由研究のきっかけになりそうな作品まで紹介します。
お子さんの年齢や興味のあるテーマに合わせて、気になる絵本を探してみてください。

科学絵本だけでなく、かこさんの作品すべてからおすすめベスト10を紹介している記事はこちらから。
かこさとしの科学絵本おすすめ|テーマ別に紹介
自然・生き物
幼児から楽しめる
山から生まれた小さな流れが、いくつもの川と合流しながら海へとたどり着くまでを、ダイナミックな絵で描いています。
川の流れだけでなく、そこに暮らす生き物や人々の生活にも目を向けられる、かこさんの科学絵本を代表する1冊です。
植物の種が芽を出して成長していく様子を描いた絵本です。
普段何気なく見ている植物が、どのように育っていくのかを知るきっかけになります。
植物に興味を持ち始めた子にもおすすめ。
小学生におすすめ
私たち人間は、どんな体をしていて、どのように生きているのでしょうか。
人間の体や暮らしを幅広い視点から見つめ、科学的に「人間とは何か」を考えるきっかけになる1冊です。
地球の約7割を占める海を、生き物だけでなく、人間との関わりや歴史、環境など、さまざまな角度から見つめる科学絵本です。
海について知れば知るほど、まだまだ知らないことがたくさんあることにも気付かされます。
地球・宇宙
幼児からおすすめ
夏の夜空に見える星座や星々を、七夕などの身近な話とともに紹介する絵本。
星座を探す楽しみだけでなく、季節によって見える星が変わることや、銀河系についても知ることができます。
小学生におすすめ
私たちが暮らす地球の表面から中心部までをたどりながら、地球の内部がどうなっているのかを描いた科学絵本。
普段は見ることのできない地球の中を想像しながら考えることができます。
地球から太陽系、さらにその先へと視野を広げながら、果てしなく広がる宇宙について知ることができる絵本です。
「宇宙ってどこまで続いているの?」という子どもの素朴な疑問から、壮大な世界へと興味を広げてくれます。
からだ・身の回りの科学
幼児から楽しめる
「歯はどうして大切なの?」という身近な疑問から、歯の役割や虫歯について楽しく学べる絵本です。
歯磨きや歯の健康を考えるきっかけにもなります。
食べたものは、体の中でどんな旅をしているのでしょう?
口から入った食べ物が体の中を進み、栄養として吸収されていくまでを、楽しく分かりやすく描いた絵本です。
虫歯の原因になるミュータンス菌を主人公に、虫歯ができる仕組みを楽しく知ることができる絵本です。
「歯磨きしないと虫歯になるぞ」ではなく「甘いお菓子をたくさん食べて早く虫歯になってね」と言われるのに、読んだ後はきっと歯磨きをしたくなるはず。
小学生におすすめ
私たちが食べている野菜や作物は、どんな大地の恵みによって育っているのでしょうか。
土が持つ力や、植物と大地との関わりについて考えることができる1冊です。
風の動きはわたしたちに必要不可欠な空気の存在を気付かせてくれるものです。
身近だけれど不思議な風について、さまざまな角度から考えるきっかけになる科学絵本です。
化学・物質
幼児から楽しめる
スイッチを押せば当たり前のようにつく電気、その電気はどこからやってくるのでしょうか。
普段の生活で使っている電気が届くまでの仕組みに興味を持つきっかけになる1冊。
水に砂糖や塩を入れると、どうなる?
身近な材料を使った実験を通して、溶けるという現象を考えることができます。
家でも試してみたくなる、実験の入り口にもなる科学絵本です。
小学生におすすめ
私たちの身近な世界から、原子、さらに小さな素粒子や量子宇宙へと視野を広げていく科学絵本です。
物をどんどん小さくしていったら、最後には何がある?という疑問から、現代科学の世界へと進んでいく、大人が読んでも学ぶことの多い1冊。
身近な物質を題材に、原子や分子について考えながら実験を楽しめます。
難しく感じやすい化学の世界を、やってみることから理解するきっかけになります。
建物・社会・ものづくり
幼児から楽しめる
私たちの身の回りには、生活を便利にするたくさんの道具があります。
そんな道具が何のために作られ、どのように使われているのかを見ながら、人間の知恵や工夫について考えられる1冊です。
段は見ることのできない、地下鉄の工事現場をじっくり見ることができる絵本です。
地下にトンネルを掘り、線路をつくり、地下鉄が走るまでの工程が細かく描かれていて、電車好きのお子さんは見てるだけでも楽しめます。
ものを横からではなく切ったところから見てみると、いったい何が見える?
身近なものを断面から見ることで、外から見ただけでは分からない中の構造に興味を持つことができます。
小学生におすすめ
「選挙って何?」「どうして投票するの?」という疑問を、子どもの視点から考えることができる絵本です。
社会の仕組みや、みんなで物事を決めることについて考えるきっかけになります。
大仏がつくられた歴史だけでなく、建築や材料、技術など、さまざまな視点から建立の秘密に迫ります。
歴史と科学が一緒に楽しめる1冊です。
古代の人々はどのようにあれほど巨大なピラミッドをつくったのか、大人でも答えられる人は少ないですよね。
建築技術や人々の暮らしなど、さまざまな角度からピラミッドの謎に迫り、古代文明への興味を広げてくれます。
学習にも役立つかこさとし科学絵本
ここからは実際に習う単元に合わせて、学習に役立ちそうな絵本を選んでみました!
理科の自主学習におすすめ
小学3年生には
ホウセンカなどを育てる学習が始まる3年生にぴったりの絵本。
3年生で習う「風やゴムのはたらき」に合わせて読んで、実際にやってみて欲しい1冊です。
小学4年生には
1日の変化や季節の変化を地球の動きから考えることができる絵本なので、月や星の動きを学ぶ小4におすすめです。
小4では人体についても学び始めるので、骨はどんな役割をしていてどんな性質があるのかをやさしく学べるこちらの絵本もおすすめ。
小学5年生には
5年生の単元「花のつくりと実のでき方」を学ぶ際、ヒガンバナは観察対象としてとても面白いと思います。
5年生では雲の動きについても学習するので、この絵本もぴったりです。
小学6年生には
小6では地球環境について学ぶので、地球について科学的な視線で知ることが出来るこの絵本がおすすめです。
社会の自主学習におすすめ
小学3年生には
地域のさまざまな仕事を学ぶ小3の社会、郵便局の仕事を学べるこちらの絵本もぜひ。
小学4年生には
小4では水がどこからくるのかを学ぶので、みずそのものについて考えるこの絵本から自学の題材が見つかるはず。
小学5年生には
世界のさまざまな場所に目を向けながら、地球にはどんな地域や暮らしがあるのかを知ることができる絵本なので、自分たちとは違う土地で暮らす人々の生活や文化に興味を持つきっかけになります。
小学6年生には
小6では選挙について学ぶため、身近な出来事からみんなで物事を決めるということを学べるこちらの絵本がおすすめ。
自由研究のきっかけにおすすめ
夏休みなど長期の休みに取り組みたい自由研究のきっかけとなるような科学絵本を集めました!
実験が好きなら
ゴムという身近な素材を使って、その性質を実際に確かめてみたくなる科学絵本です。
家にあるゴムを使って、伸び方や戻り方などを調べてみるのも面白そうですね。
砂糖や塩を水に入れるとどうなるのかという身近な現象から、溶けることについて考えます。
実際に自分で実験して、予想→実験→結果→考察という流れにつなげやすい1冊。
水、空気、コップなど、私たちのすぐ身の回りにある日常のアイテムが、実はすべて原子と分子という化学の世界でつながっていると気づかせてくれる絵本。
おうちの中で今すぐ試せる楽しい実験を通じて、普段の生活に溢れる科学の不思議を発見できます。
観察が好きなら
春の夜空に見える星座や星々を紹介しながら、太陽系の仕組みについても分かりやすく解説しています。
星の探し方から宇宙の不思議まで、自由研究のまとめに役立つヒントがぎゅっと詰まっています。
毎日の空を観察しながら、雲の形や天気の変化を記録するきっかけになる1冊です。
「今日はどんな雲だった?」「この雲のあとに雨は降った?」と観察を続ければ、自由研究にも発展させられそう。
「切ったらどう見える?」という問いかけを通して、モノの仕組みを五感で学べる科学絵本です。
「きっとこうなっているはず」と予想してから本物の仕組みを確かめる、深い観察学習の第一歩にぴったりです。
身近なものから科学へつなげてくれる絵本
かこさとしさんの科学絵本を、テーマ別・年齢別に紹介しました。
科学絵本というと少し難しそうに感じるかもしれませんが、かこさんの絵本は、川や植物、歯、食べ物、電話など、子どもにとって身近なものが出発点。
だからこそ、「これ、どうなってるの?」「なんでこうなるの?」という素朴な疑問を、そのまま「もっと知りたい!」につなげてくれるんだと思います。
我が家でも、教科書に載っていた『かわ』をきっかけに授業の話になり、地元の川がどんなふうに流れているのか家族みんなで考えたりしました。
学校の勉強につながる本を探すのももちろんおすすめですが、まずはお子さんの興味に合った1冊を手に取ってみてください。
そこから新しい広がりが生まれるかもしれませんよ。


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