
五味太郎さんの代表作といえば『きんぎょがにげた』!
今から40年以上前の作品ですが、今もなお愛され続けています。
そして五味さんは現在450冊以上もの著作がある多作な作家。
さらに2025年の日本絵本大賞を受賞しました!
もうすぐ80歳になられますが、現役バリバリの凄い作家さんなんです。
そんな五味太郎さんの人気作品は??
レビュー件数順にランキングしてみました!
こんな方におすすめ
この記事でわかること
五味太郎の絵本人気ランキング!
レビュー件数はAmazon・楽天ブックス・絵本ナビ・ブクログ・読書メーターの合計件数で計算しています。
ボードブックがあるものは、ボードブックバージョンのレビューも含めています。
なるべく新しい数字で計算していますが、時差で誤差が出てしまうことはご了承ください。
1位 きんぎょがにげた
6295 レビュー
きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。
福音館書店「きんぎょがにげた」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング1位は『きんぎょがにげた』です。
やはり定番、ロングセラーの人気絵本がダントツの1位という結果になりました。
親御さん世代も読んできた、そして我が子にも読んであげたい絵本ですよね。
きんぎょのかわいさにグッズも大人気です。
これからもずっとずっと愛され続けていく絵本のひとつでしょう。
2位 まどからおくりもの
1458 レビュー
窓の中にちらっとみえる姿をみて、サンタさんは贈り物を選んで配ります。ところが意外! 穴あきしかけの効果抜群、楽しさ最高。
偕成社「まどからおくりもの」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング、2位は『まどからおくりもの』です。
クリスマスにぴったりのしかけ絵本、こちらも定番のロングセラーです。
ビッグブック版もあるので、読み聞かせ会で読んでもらったことがある方も多いのでは?
穴あきのしかけならではの展開に笑ってしまいますね。
3位 たべたのだあれ
1309 レビュー
「めだまやき たべたの だあれ」あてっこが楽しい絵本。絵本作家、五味太郎が贈る、新趣向にあふれる『どうぶつあれあれえほん』。
文化出版局「たべたのだあれ」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング3位は『たべたのだあれ』です。
クイズ形式で楽しめる1冊。
50年近く前の作品ですが、今も見てもグラフィックがおしゃれ!
わたしのお気に入り、プレゼントにもおすすめしたい絵本です。
4位 みんなうんち
1117 レビュー
大きいゾウは大きいうんち、小さいねずみは小さいうんち。魚も鳥も虫もうんち。いろんな動物のいろんなうんち。うんちのしかたも様々で、とまってうんち、歩きながらうんち。あちらこちらでうんち、決めたところでうんち。おとなもうんち、子どももうんち。「いきものはたべるから、みんなうんちをするんだね」というお話です。子どもにとって興味のある、そして大事な「うんち」が主役のユーモアいっぱいの絵本。
福音館書店「みんなうんち」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング4位は『みんなうんち』です。
これはもう、タイトルだけでお子さん達が手に取ってしまうやつ。
リアルさはないのに生き物ごとの違いは明確になっているので、勉強にもなります。
5位 かくしたのだあれ
986 レビュー
どうぶつたちがいろいろなものをかくします。楽しいおどろきがいっぱいの絵本。数あそびの趣向も。
文化出版局「かくしたのだあれ」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング、5位は『かくしたのだあれ』です。
こちらは『たべたのだあれ』と同シリーズの作品です。
同じように動物たちが何かと同化しているのを見つけますが、『たべたのだあれ』とは違って食べられないものになっています。
6位 わにさんどきっはいしゃさんどきっ
979 レビュー
虫歯が痛いわにさんと治療をする歯医者さん。同じ場面で同じ言葉を言います。それぞれの心理の違いを絵で表現したゆかいな絵本。
偕成社「わにさんどきっはいしゃさんどきっ」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング6位は『わにさんどきっはいしゃさんどきっ』です。
同じことを思っていても、立場が違うだけでこんなにもすれ違っちゃう。
虫歯の怖さを表現するよりよっぽど歯医者さんへの親しみが湧きます。
五味さんらしいテイストを思いっきり感じられる作品です。
7位 きいろいのはちょうちょ
668 レビュー
ちょうちょ! と思って網をかぶせると意外や意外、花や木の実や風船で失敗また失敗。蝶の形の穴あきしかけでめくる楽しさ抜群!
偕成社「きいろいのはちょうちょ」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング7位は『きいろいのはちょうちょ』です。
こちらは2位の『まどからおくりもの』と同じ、五味太郎のしかけ絵本シリーズ。
ちょうちょの形から覗く黄色いもの、次を想像するのがたのしい!
よく見ると、あれ? 見覚えのある金魚鉢が…
8位 ことわざ絵本
579 レビュー
ロングセラーのことわざ絵本第1作目。右ページは昔から伝わることわざ、左ページは五味太郎の創作ことわざで構成。両方比べながら読むとおもしろさ倍増!100項目収録。「出るくいはうたれる」→「美人はつらいよ」「花よりだんご」→「パンダよりパンだ」などなど。ことばを自由自在にあやつる著者、五味太郎がおくるユニークな絵本。
岩崎書店「ことわざ絵本」
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング、8位は『ことわざ絵本』です。
幼児向け絵本ばかりランクインしていましたが、こちらは小学生以上向けの絵本。
楽しくことわざを覚えることができます。
教科書にもおすすめ絵本として掲載されている作品です。
9位 とうさんまいご
510 レビュー
デパートでまいごになった父さんを、男の子がさがします。柱やショーケースを切りぬきしかけにした、さがす楽しさあふれる絵本。
偕成社「とうさんまいご」
五味太郎さんの人気絵本第9位は『とうさんまいご』です!
こちらもしかけ絵本のシリーズ。
父さんの身体の一部が見えているけど実は違った!だけなのにこんなにもパターンがあることに驚きです。
最後のしかけには大人も驚かされますよ!
10位 さる・るるる
509 レビュー
「さる・くる」「さる・みる」「さる・とる」
愛嬌たっぷりのさるが「る」のつく動詞だけで見事なストーリーを展開します。1979年初版のロングセラー絵本。
絵本館「さる・るるる」
おかげさまで親子孫 3代でファンという方がおおぜいです。
リズムのよさと、何といってもさるの表情がおかしくて、この人気はとまりません。
五味太郎さんの人気絵本レビュー数ランキング、10位は『さる・るるる』です。
るがつく言葉だけでこんなにもお話が展開するなんて。
しかもこの作品、五味さんはなんと5時間半で仕上げられたそうです。
五味太郎さんについて
五味さんの絵本作家としてのデビューは1973年『みち』という作品でした。(2023年に再版)
もともとは工業デザインなどを手掛けるグラフィックデザイナーとして仕事をしていました。
ですが、広告主がいるお仕事だとクレームが入りますよね。
そういうのがない絵本っていいなあ、となんとなく絵本を描き始めたそうです。
絵本が合っていたというだけあって、絵本をつくるのは楽しいし楽だそう。
その言葉どおり、これまで450冊以上もの作品を作り上げてきました。

五味さん自身が楽しんで描いているからこそ、五味さんの作品はここまで人を惹きつけるのかもしれません。
五味さんの作品は海外でも人気で、英語版だけでなく様々な言語に翻訳されています。
中国の北京でイベントを開いたこともあるんですよ!
そんな翻訳版を含めると、著作は1000冊を超えてしまうそうです。
2025年の日本絵本大賞を受賞!
そんな五味さん、今も現役!
どころか、2025年の日本絵本大賞を受賞されるほどの現役です。
受賞作品は『ぼくはふね』。



コメント