
もうすぐお正月!
お正月といえばお年玉だー!!

もっと他にもいろいろあるけど、いちばんの楽しみだよね~
年末年始、家族みんなでゆっくりと過ごす時間は特別なものですよね。
だけどどこへ行っても人が多いし、寒いし、出かけるのは億劫になっちゃいます。
でも、元気な子どもたちに何させよう?
動画やゲームばっかりになっちゃう…
そんな時こそ、ぜひ一緒にお正月の絵本を楽しんでみてください。
今回は親子で楽しめる、お正月についての知識を深めるのにぴったりなおすすめ絵本を紹介します!
こんな方におすすめ
この記事でわかること
0歳・1歳・2歳からおすすめのお正月絵本
この時期はまだ、お正月と言われても意識しづらい時期ですよね。
だけどお正月気分を一緒に味わうことはできます。
縁起物だるまの絵本や、ならではの食べ物などの絵本がおすすめ!
だるまさんが
『だるまさんが』のあらすじ
「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると……あらら、びっくり! 大わらい! さて、おつぎは……? 0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたびわらいの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな「だるまさん」シリーズ第1弾です。
ブロンズ新社「だるまさんが」
縁起物の代表格、だるま!
赤ちゃんにはぴったりのミリオンセラー絵本で一緒にお正月気分を楽しみましょう。
シリーズで揃えても楽しく遊べます。

ぼくは「だるまさんが」の“ぷっ”てところがすきだった!
おもち
『おもち』のあらすじ
おもちを焼きましょう。網の上におもちをのせて、さあ焼こう。じりじりじりじり、おもちがだんだん熱くなる。ちりちりちりり、ほんのり裏が焼けてきた。もう焼けたかな? まあだまだ、もう少し――。おもちに焼き色がつき、ふくらむ様子を美しい木版画で描きます。おもちが焼けたら、磯辺焼きに、あんこもち、きなこもち、おいしそうなおもちをたくさん作って、さあどうぞ召し上がれ。おもちを焼いて食べるうれしさ、楽しさがつまった絵本です。
福音館書店「おもち」
まだおもちを食べることはできなくても、おもちの不思議さは一緒に楽しめます!
大きくなったら実際に膨らむところをみせて食べると、ますます楽しい。
お正月ならではのおもち料理、まずは絵本で味わいましょう。
おもちさんがね…
『おもちさんがね…』のあらすじ
ちりちりちりちり……火鉢の上で、気持ちよさそうなおもちさん。いいおかおでぷ~っとふくらんだと思ったら、ぷすっとしぼんでおかおがきえちゃった!
でも、「しんぱい ごむよう!」。しょうゆのおふろに入って、もちもち、ぷるんぷるん、ぎゅっぎゅっとしたら、ほーらおかおがみえてきた。パリッパリののりのタオルをまいて、できあがったのは……。
童心社「おもちさんがね…」
ゆっくりめしあがれ。
「しんぱい ごむよう!」でお馴染みのシリーズです。
2歳くらいのお子さんならきっと一緒に「しんぱい ごむよう!」してくれるはず。
大好きなシリーズでお正月気分を味わうのにおススメです!
じゅうにし どこいくの?
『じゅうにし どこいくの?』のあらすじ
まよなかです。ね、うし、とら、う……と十二支たちは、山をのぼりはじめました。どんどんのぼって、まにあいました! 十二支たちは、ならんで初日の出に祈ります。
日本の伝統行事を、2〜3歳児の発達に合わせて、シンプルな物語絵本にしました。巻末には、ミニ解説がついています。
はじめての十二支絵本におすすめなのがこちら。
十二支の物語というより、十二支という存在を知るための絵本ですね。
初日の出をみんなで見るところもいい!
3歳からおすすめのお正月絵本
この頃にはしっかり会話もできて、お正月のことも何となく理解してくれるはず。
簡単なストーリーで年越しやお正月を味わえる絵本がおすすめ。
くまのこのとしこし
『くまのこの としこし』のあらすじ
親子で楽しむ、季節と行事のよみきかせ絵本
講談社「くまのこの としこし」
お正月は、どんなふうに来るのかな?
新しい年を迎えるわくわくする気持ちと、元旦のおごそかな気持ち……。子どもの目で見た「年越し」を描きます。
まさに子どもたちにとって共感できちゃう目線でのお話です。
大掃除、年賀状、お正月飾り、おせち…まだまだ今の日本にも残る風習たち。
「としこし」なのでぜひ12月のうちに読んでいただきたい。
そしてお子さんなりの「年越し」を一緒に過ごしてほしいです。
14ひきのもちつき
『14ひきのもちつき』のあらすじ
今日はおもちつき。
童心社「14ひきのもちつき」
子どもたちも起きてきて、みんなでもちつきの準備です。まきをわり、かまどに火を入れたら、ゆうべから水につけていたお米を、せいろに入れてふかします。
重いうすやきねを準備したら、さあ、いよいよおもちつき。お父さんが力強くきねをふれば、ずしんずしんと地面がゆれます。子どもたちも順番にきねをもち、あたたかくてやわらかいおもちができました。
のびるのびーる、つきたてのおいしいおもち。あんころもち、きなこもち、くるみもちおいしそうなおもちが食卓にならんだら、家族みんなでいただきます。
朝の準備からおもちを味わうまで、おもちつきの1日を描いた人気シリーズ第12作。本作でも、1ぴき1ぴきそれぞれができる仕事を担い、自然の恵みに感謝し、生きる14ひきの姿があたたかく描かれています。「うすの下には、わらの座布団をしく」「もちがくっつかないよう、もちとり粉をつかってのばす」など、おもちをついて料理する過程も丁寧に描かれています。
年末の準備にお餅つきをしているご家庭は、もうさほど多くはないでしょう。
でも絵本で体験することはできます!
14ひきのねずみたちのお餅つき、まるで一緒にそこで見ている気分になれますよ。
もうすぐおしょうがつ
『もうすぐおしょうがつ』のあらすじ
冬休み、おじいさん、おばあさんの家でお正月を迎える、ある家族のおはなしです。ガラス磨きに、障子張り、大掃除に、お餅つきと、大忙し。大晦日は、市場へ買い出しにでかけます。お正月料理の材料や、お正月ならではのおもちゃも売っていて、市場は大賑わいです。家に帰ってからも、お餅をお供えしたり、しめかざりを飾ったり・・・・・・。こまごまとした準備の様子、お正月を心待ちにしている家族の様子が楽しく描かれた絵本です。
福音館書店「もうすぐおしょうがつ」
こちらもお正月準備から楽しめる1冊。
市場のシーンはきっとわくわくしちゃうはず!
いつもと違う特別感を味わえます。
あけましておめでとう
『あけましておめでとう』のあらすじ
きょうはお正月。一年のはじまりの日。だからあけましておめでとう。
童心社「あけましておめでとう」
玄関におかざり、門に門松、だからあけましておめでとう。
おとそをのんで、おせちをたべて、おとしだまももらったよ。だからあけましておめでとう。
家族みんなで初詣でにでかけたよ。すごい人ごみのなかを歩いたけど、いい年でありますよう、いっぱいお願いしたよ。きょうはお正月。だからあけましておめでとう。
お正月の一日を、短いお話の中でしっかり味わうことができる1冊。
顔に墨なんて今じゃ見かけませんが、風習として知っておくと楽しいですよね。
ピーマン村シリーズの1冊なので、あの人があんなとこに?なんて楽しみ方もできます。
おもちのきもち
『おもちのきもち』のあらすじ
「もう、たいへんなんです」
お正月、“かがみもち”は、とある決心を……。講談社絵本新人賞を受賞した、かがくいひろしの記念すべきデビュー作。子どもたちみんなが笑顔になる、かがくいひろしの絵本。
講談社「おもちのきもち」
『だるまさんが』でおなじみ、かがくいひろしさんの作品です。
かがみもちの気持ちと形がおもしろくって!
子どもたちもきっとお気に入りの1冊になると思います。
4歳からおすすめのお正月絵本
この頃には大掃除やお正月の準備を張り切ってお手伝いしてくれる子も多いでしょう。
おせちなどの文化も少しずつ伝えていきたいお年頃です。
かさじぞう
『かさじぞう』のあらすじ
編み笠を作って暮らしているじいさんは、正月の餅を買うために、笠を五つ持って町に売りに出かけましたが、さっぱり売れません。そのうちに日が暮れて雪も降ってきたので、しかたなく戻ってくる途中、野原に立っているお地蔵さまに雪が積もっているのを見て、持っていた笠を全部かぶせてあげました。翌朝、どこからか橇引きの声が……。赤羽末吉の最初の絵本。
福音館書店「かさじぞう」
年末年始の昔話といえばこれ!
今も昔もお正月は特別なものだったんだなあと感じられるお話です。
昔話はお話の力があるので、子どもたちもぐいぐい惹きつけられちゃいます。
おせち
『おせち』のあらすじ
「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」「きんとん きんかん きんいろ こがね。おかねが いっぱい たまりますように」など、おせち料理を美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、そこに込められた願いをリズミカルなことばで伝える絵本です。 時代も変わり、おせち料理もバラエティーに富んでいますが、今も昔も人々の願いは同じ。改めて日本の伝統食・おせち料理の良さを味わえる一冊です。
福音館書店「おせち」
おせちにはすべて意味が込められていると知ってはいても、そのひとつひとつを子どもに伝えられる親御さんは少ないのでは?
わたしも黒豆と昆布巻きくらいしか自信がありませんでしたw
同じように自信のない方は、この絵本で一緒に学んでいきましょう!
ししにゃいとおしょうがつ
『ししにゃいとおしょうがつ』のあらすじ
お正月の我が家へ突然やってきた、謎の生き物「ししにゃい」。
ぼくと家族は一緒におせちを食べたり、お正月あそびをし始めます。果たしてその驚きの正体とは・・・!?
お正月の物語を楽しみつつ、迷路、福笑い、探し絵などあそべる要素が満載の本作。お正月に家族で、親戚で、「ししにゃい」を囲んでワイワイと団欒が広がる絵本です。
世界文化社「ししにゃいとおしょうがつ」
お子さんと一緒に遊べるお正月絵本がこちら。
子どもたちが大好きな要素がお正月とともにいっぱい詰まっています。
寝る前の読み聞かせにはおすすめできないので、こたつに入りながら一緒に覗き込んで遊んでくださいね!
七ふくじんとおしょうがつ
『七ふくじんとおしょうがつ』のあらすじ
お年玉で買ったたこをあげたら、七福神がやってきて、とってもにぎやかなお正月になったよ。おせち料理の意味や年神さまのことなど、お正月の由来を紹介。新しい年を祝える絵本。
Amazon「七ふくじんとおしょうがつ」
七福神と歳神様といった、お正月ならではの神様のことも知っておいて欲しいですよね。
こういう存在を知ると、きっと大掃除のお手伝いにも身が入ることでしょう…
大人のわたしたちもですねw
5歳からおすすめのお正月絵本
お年玉を心待ちにしている子も多くなってくる年代ですw
ちょっとひねったユーモアや、より詳細な文化も伝えたいですね。
十二支のはじまり
『十二支のはじまり』のあらすじ
正月の朝、動物たちが神の御殿へ一番のりをめざします。十二支の由来のお話。
教育画劇「十二支のはじまり」
もう十二支を言える子も多くなってきたかもしれません、だからこそ読んでおきたいお話!
昔話なのでいろいろな出版社からさまざまな作家さんの絵本が出ています。
読み比べてお気に入りを探すのも楽しいですよ。
十二支のおはなし
『十二支のおはなし』のあらすじ
お正月に神様のところへあいさつに行くことになった動物たち。ちゃっかりもののねずみは牛の背にのり、門の前で一足先にゴールイン。一番最初はねずみ年になった…。
岩崎書店「十二支のおはなし」
タイトルは違いますが、こちらも十二支の由来を扱ったお話。
とにかく絵が濃いので一度見たら忘れられませんw
インパクトが凄いので、心して読み聞かせてくださいね。
どんぶらどんぶら七福神
『どんぶらどんぶら七福神』のあらすじ
なんとめでたい、七福神が宝船に乗ってやってきた! 恵比寿、大黒、弁天さま、太鼓腹の布袋さまに毘沙門天、長寿の象徴、福禄寿と寿老人…調子のよい数え歌で七人の神さまを紹介。最後はみんなに福を届けに船出します。
こぐま社「どんぶらどんぶら七福神」
七福神の名前をすべて言える大人も、年々減っているのではないでしょうか。
なかなか難しいお名前もありますが、リズムに乗った数え歌なら子どもたちはあっという間に覚えてしまうかも!
初詣の時に七福神を祀っているところへ行けると、もっと世界が広がります。
6歳からおすすめのお正月絵本
親子で読んだあと、自分ひとりでもじっくりと味わえるような絵本がおすすめ。
好奇心が刺激されるような絵本を集めました!
開運えほん
『開運えほん』のあらすじ
はなちゃんは新年を前に、門松やお飾りを飾りました。すると除夜の鐘とともに、年神様がやってきたのです。でも、大人には、見えないみたい…。はなちゃんは、年神様と一緒におせちやお雑煮を食べ、初詣に行って、縁起物を買って、初夢を見ます。ところが夢に魑魅魍魎が現れて…!? 新年が良い年になるよう、日本のお正月には様々な「開運の願い」がこめられています。そのいわれを知り、一緒にやってみたくなる絵本です。
あかね書房「開運えほん」
今までの絵本で取り上げられてきたことが、より詳しく描いてあります。
開運と言われるとやってみたくなっちゃいますよね!
お子さんと一緒にぜひ、開運のあれこれを試してみてください。
せかいのくにでおめでとう!
『せかいのくにでおめでとう!』のあらすじ
せかいのお正月は おもしろ、びっくり!!
世界14か国のお正月行事がたのしくわかる絵本!日本では、初詣からはじまる日本のお正月。
では、世界の国々ではどんなお正月を過ごしているのでしょう?新しい年を新たな気持ちで迎える世界の子どもたちの
過ごし方はさまざまです。凍えるような海に飛び込んだり、熊の毛皮を被ったお祭りがあったり、
はたまた、ぶどうを12個も急いで食べたり……。
でも、それらに共通しているのは、新しい年を新たな気持ちで
明るく元気に迎えたいという「願い」です。世界じゅうの「あけましておめでとう!」の元気な声が
Amazon「せかいのくにでおめでとう!」
聞こえてくる絵本です!
日本のお正月にはもうお馴染みとなっている子も、世界各地のお正月は初体験かも!
日本の風習はきっと世界から見ると不思議なものであるように、わたしたちにとっても世界の風習は不思議で面白い。
今回のお正月は、どこかの国の風習を真似してみてもいいですね!

ぼくはニューヨークで年越ししてみたくなったよ!
いろいろあったから、まとめて自主学習にも使えそう~
10歳からおすすめのお正月絵本
大人も知らなかったことを一緒に学べるようなお正月絵本もあります。
一人で味わうもよし、一緒に覗き込んで楽しむもよし!
しめかざり
『しめかざり』のあらすじ
お正月、家々の玄関に飾られた”しめかざり”を、みなさんもきっと見たことがあるでしょう。どんな形だったか、覚えていますか?地域地域でちがうのはもちろん、作り手や飾る場所によってもしめかざりの形はさまざまで、日本全国には鶴や亀、蛇、馬、柄杓や俵など、驚くほどいろいろな形のしめかざりがあります。基本的にワラだけで作られるしめかざりの造形の美しさを見ながら、そこに込められた人々の想いをたどります。
福音館書店「しめかざり」
しめかざり、最近は色んな形のオシャレなものも多くなってきましたよね。
さまざまな風習を取り込んで独自に進化させてきた日本だからこその流れの中、しめかざりもそうやって生き残っていきそうです。
そんなしめかざりの形に意味があったなんて!
地域によって違いもあるそうなので、帰省される方はぜひ帰省先でも探してみてください。
OSECHI
『OSECHI』のあらすじ
おせち料理を、美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、そこに込められた願いを伝える絵本『おせち』の英語版です。おかげさまで絵本『おせち』は、大変ご好評をいただき、外国の方にもぜひ紹介したいというお声もたくさんいただきました。このたび、海外の方に、または国際交流の場でご活用いただきたく、英語版を刊行いたしました。英訳は、英語も日本語も堪能な詩人・アーサー・ビナードさんです。巻末には、ひとつひとつの料理の注釈がついています。
福音館書店「OSECHI」
上で紹介した「おせち」の英語版です。
英語の授業も増えてきた高学年にぜひ読み比べてほしい!
大人も英語の勉強になること間違いなしなので、ぜひ一緒に。

お正月のあとにある、閻魔賽日は知ってますか?
地獄の釜の蓋が開いちゃう…!?

今年のお年玉は昔話の絵本セットにしてみるのはどうですか?



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